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対面(人対人)で仕事をする人がまず身につけるべきスキル。

前回、本の読み方の話をしたので、その中でなんのスキルから身に付けるべきなのか?
を今回は書いていきたいと思います。

- 聞く力(傾聴力)、質問力
- 具体と抽象を見極める力
- 抽象を具体で言い換える力


上から順番に身に付けていくのが連動しそう。
それぞれについて解説しつつ、なぜ身に付けるべきかを書いてきます。
結論としては
「お互いのイメージしているものを一致させるために必要」だから。
ということになります。

- 聞く力(傾聴力)、質問力


・陥りがちなパターン1
「自分の話したいこと」や「自分の聞きたいこと」に焦点が当たってしまいがち。
聞いているようで全く聞いていない。
相手が話しているときに次のことを考えていたりする・・・。

・陥りがちなパターン2
深掘りがなく、1問1答の質問になってしまっている。
「なんか話が盛り上がらないなぁ」
という人に多い。
とりあえず聞いていたり、文脈が全く無い中での質問をしてしまっている・・・。

なぜ、身に付けるべきか?
相手がして欲しいことと、自分がやりたいことがずれてしまい、結果うまくいかない。
本当に相手がやりたいことに気づけない。

 - 具体的な話と抽象的な話を見極める力


傾聴力や質問力が身に付けられたとして、次に必要になるのが、
自分が聞きたい内容が聞けているか(返ってきているか)を見極めたい。
自分がしている質問や相手が答えてくれた内容が具体なのか、抽象なのかを
認識する。

難しいのは、
抽象的な質問には、抽象的な回答が返ってくる事が多い。
一方で、具体的な質問を投げかけても、結果抽象的な回答が返ってきてしまったりする。
詳細は「具体抽象トレーニング」「メタ思考トレーニング」などの本を参考にするのが良いと思うが、
一言で表すなら、
抽象・・・単一ではなく、複数の意味を含んでいるもの。
具体・・・ほぼ単一で、他の選択肢が無い状態でイメージできるもの。
まずはこれを見極めることからスタート。
抽象アンテナを張れるくらい意識してみる。

なぜ、身に付けるべきか?
傾聴力と同じ。
抽象的な話だけで終わってしまうと、相手のイメージしていることと自分のイメージした事が異なっている事が多い。

- 抽象を具体で言い換える力


抽象と具体が区別できるようになったら、なるべく抽象的な話を具体的な話で言い換えるように意識する。
抽象的な回答が返ってきたときに、
具体的な話題で言い換えて意見を返せればイメージがすり合う。

なぜ、身に付けるべきか?
相手のイメージしていることと自分のイメージした事を一致させるため。

個人的には、半年から1年くらいかけて身に付けつつ、定期的に振り返りたい一生もののスキルだと思っています。

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