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底地ってどうなの?

底地の市場価値が一般の土地に比べて低い、どうするか?というご相談を良くいただきます。

1.底地の売却価格は更地価格より低い

まず、底地(貸地)の査定は、普通の一戸建てや土地、マンションとかと比べて成約に至る確率が低いと言われています。

たとえば坪単価が一般的に100万円とされるエリアであっても、その半値の50万円にもならないことがほとんど。

特殊な立地条件やその他の特定の条件が整えば、査定額が上昇することもありますが、一般的にはその価値は非常に低くなります。

さらに、場合によっては値段がつかないこともあり、所有者にとっては非常に厳しい現実となります。

底地の買取相場はどのくらい? | URUHOME(ウルホーム)byドリームプランニング

2.底地は一度貸すと戻ってこない

所有者の視点から見ると、土地が坪100万円のエリアにありながら、底地という形態のためにそれほど安く評価されることに納得がいかないのは当然のことです。

しかし、底地の多くは、借地人に非常に安い地代で貸し出されており、その収入は雀の涙程度です。

土地を返してもらおうと思っても、借地人にその意思がなければ土地は返還されません。法的にも借地人の立場は強く、所有者は簡単に土地を取り戻すことができないのです。

参考:借地権を返してもらう | URUHOME(ウルホーム)byドリームプランニング


3.底地は中々返還されない

底地が更地になれば、その土地は相場通りに売れる可能性がありますが、借地契約の解除交渉は非常に困難です。

専門業者であっても、この交渉をスムーズに進めるのは容易ではなく、トラブルが生じれば、査定額がさらに下がることすらあります。すごい田舎のと底地であれば、土地が無料であっても売れないという状況に陥ることも考えられます。

では、どうしたら良いのという所ですが、選択肢は基本的に二つ

  1. そのまま保有を続ける

  2. 安くても手放す

どちらが適切かは地主様の状況によると思います。

また、底地の交渉は自身で行わず、弁護士などと提携している専門業者に任せることが望ましいでしょう。

自分で交渉してしまったがために失敗したりすることもありますし、適切な対応を怠れば、売却が困難になるリスクもあります。

底地買取を成功させる | URUHOME(ウルホーム)byドリームプランニング

4.底地の売却は専門業者まで

底地の買取業者では、底地だけでなく、古くなった収益物件も買取してもらえることがあります。

専門業者に相談することで最適な選択を見つけることが可能ですので、底地の売却は専門業者に依頼しましょう。

参考:底地の売却を完全解説 | URUHOME(ウルホーム)byドリームプランニング

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