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【裏FAQ】Q.ワークオンサイトにはなぜ評価機能が無いのか?

A.そもそも何を評価するのかよくわからないから

あえて列記すると、評価のポイントになりそうなのは下記です。

・マニュアル通りに作業を遂行したか
・訪問先において、一般的なマナーや身だしなみで振る舞えたか
・遅刻やバックれなど無かったか
・報告書などがきちんと提出されたか

でもこれらは出来て当然の事柄ばかりなので、これらを評価ポイントにするのはちょっと無理があると思うんですよね。
評価としては0か1しかない。

たとえば飲食店の評価であれば、味・見た目・店の雰囲気・メニューの豊富さなどなど、評価されるべき点が沢山あると思います。
さらに、好みとか希少性とかも関係してきます。
メニューの豊富さも豊富ならいいとも限りませんしね。
一品だけで勝負している=こだわり=素敵、みたいな場合もありますよね。
評価に幅がありそうです。

99%、作業は恙無く終わると思いますので、仮に評価機能が合っても、ただ「良かった」になるだけで、それって意味あるのかなーと。

技量があることに、意味がなくはない

ワークオンサイト!で扱われる仕事は基本、マニュアル作業です。
そこに、ワーカーの技量は有って無いようなものです。
ワーカーが自ら考え、実行に移す部分はありません。

ただ、何も考えずに作業する、という意味でもありません。
作業中、「マニュアルには◯◯と書いているけど、状況的にその通りにしてもうまくかないだろうなぁ」と思うような時も正直あります。
そんな場合でも、まずはマニュアル通りに実行します。
実行して、予想通りうまくいかないことを確認し、エスカレーションへ報告、指示を仰ぎます。

・エラーが出ると予想しながら作業するので、実際エラーが出ても焦らない
・うまくいかない原因にアタリがついているので、エスカレーションの際に、報告する内容に無駄が無い(話が早い)
・エスカレーションの際に「アレとコレの確認をお願いします」と言われた時には既に済んでいる

こういった部分で、ワーカーの技量が活きます。

しかしながら、最終的にマニュアル記載のとおりに作業を終えたとき、完遂された結果としては技量が有る方もそうでもない方も、同じになります。
そのため、結果を受け取るクライアントからすると、「無事終えてもらって良かった」にしかならないわけですね。

そもそもムズい

別な確度で。
ワークオンサイト!に限らず、そもそも「誰かを適切に評価する」って事自体が難しくないですか?

一つの会社の中であれば、社員をどのように評価するかは規定があると思いますが、その評価規定もあくまでその会社の中ではそうしようと定められているだけですし、その規定も社外から見たら、もしかすると「トンデモ」な可能性もあります。
街路樹枯らしたら高評価とか、意味わかんない。

特に評価される側になると、そこは敏感だと思うのです。
与えられた評価を素直に受け取るためには、その評価方法に納得できるか、適切であるかが大事だと思います。

仮にワークオンサイト!の中で、何かしらの評価方法を設定するとして、それが「適切な評価方法」であるということを、サービス運営企業はどうやって示せばよいのか。
はっきり言って、私にはそれがわかりませんでした。

経験があることに、意味がなくはない

評価に変わるものとして、「作業経験数をカウントして表示する」ことは、
未だに検討中です。
これは実数、数値ですから曖昧でもないし、いいんじゃないかと。
ただ、完遂された結果としては初めて作業したワーカーでも、1000件目のワーカーでも「無事終えてもらって良かった」にしかならないのは一緒です。

ワーカーの経験が活きるのはこういった部分です。
・入館や退館の際に、ぎこちなくない(エンドユーザーへの印象が良い)
・客観的に自分の進捗が良いのか悪いのか判断できるので、特に遅れ気味の場合に、先んじてエスカレーション先に相談ができる
・似たような作業を何度もやっているので、一つ一つの動作が早い
・似たような現場に何度も行っているので、緊張や不安も少なく、自信を持って作業が出来る

多くの場合、作業1件目のワーカーより、作業1000件目のワーカーの方がスムーズに作業を行えるのは間違いないと思います。
ただ、ワークオンサイト!でカウントできるのはあくまでワークオンサイト!上での作業経験数ですから、業界的にはベテランでも、ワークオンサイト!上ではルーキーに見えてしまいます。

あと、いくらベテランでも作業ミスが無いというわけではありません。
人間のやることですので、これは仕方のないことです。
マニュアル通りに実施するにしても、読み違え、読み飛ばし、勘違いなどは起こりえます。
1000件実績のあるワーカーだから大丈夫そう、というのは目安にしかならないかなぁ、と。

とりあえずリリースの時点では実装しないという判断に至る

そんなわけで、自信を持って評価システムを実装することは出来ませんでした。
もしかしたら「いいね!」とか「スキ!」ぐらいならば良いかもな、とは書きながら思いました。
まぁSNSやnoteのように、それらの表明にどれぐらいの意味があるのかわからんですが・・・。

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