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夜寝ない人と格闘した話

息子は現在生後2ヶ月となった。
生後2ヶ月突入頃から突然夜6〜7時間まとめて寝るようになった。すげえ。その代わりか昼寝時間は1時間程を数回。昼間の覚醒時間が延びている。

そんな彼は新生児〜1ヶ月は見事に昼夜逆転していた。なかなか寝付かない上に眠ってもいいところ2時間程度。正直付き合わされる自分はめっちゃしんどい。

生後1ヶ月の頃はぐずりにぐずって5時間経過、気付けば朝である。当時里帰り中であったものの、家族全員仕事があるので代わってもらえる訳もなくひたすら戦い続けた。

マジで泣きそうになった。というかちょっと泣いた。
しかも築35年の豪雪地帯の木造住宅。クソ寒い。


おりしもその頃ワールドカップ真っ最中。ぐずり続け5時間経過した頃寝かしつけを諦めた自分は早朝の冷え切った台所のファンヒーターを点け、おくるみに包んだ全く寝る気のない爛々とした目の息子を抱えてテレビをつけてワールドカップを死んだ目で見ていた。

朝食の支度のために台所にやってきた実母は、自分と息子を見て即座に状況を把握したらしく、半笑いで死んだ目をした自分の頭を撫でた。

息子は寝た。自分は泣いた。

その夜、両親は語った。

「お前もや」

息子と同時期生まれの自分も、ちょうど同じ月齢の頃に息子同様寝かし付けようが全く寝なかったらしい。布団に置くと泣く。寝たと思って下ろすと泣く。授乳しても体が小さく体力もないため少量しか飲めずすぐに空腹で泣き出すという親泣かせの子供だったらしい。

両親は交代で寝かし付けをしたものの寝ないこと寝ないこと。キレる母となだめつつ頑張って寝かし付けようとする父という構図だったそうで。

「母柴もそうなら子柴だって寝ない」
(※両親は自分を人の姿をした柴犬という扱いをしている)

生後2ヶ月頃に急に夜寝てくれるようになったからそれまで頑張れ、と変な慰められ方をした。

しかしながらこの生活をすると産後うつイエローカードの自分が病みかねないということで、比較的夜更かししがちの実父が夜間息子を預かりその間に自分が仮眠を取るという方針になったのだが、うつらうつらしている間に聞こえた「オマエ…本当に寝ないな…」「俺の腹をもってしてもダメか」「寝る気のない顔」という実父の発言が未だにジワジワくる。

そんな息子だが、両親の経験通り2ヶ月突入頃に急に寝るようになったのでこの戦いに終止符が打たれた。

しかしながら思ったのは、

寝かしつけようとしても寝ない奴は寝ないし、早々に諦めて適当にテレビとか見てたほうが精神衛生上遥かにマシだ。


ということであるし、生後1ヶ月なんぞ夜行性の生き物だ。生活リズムなんぞこの時点でどうこう出来るもんでもないし自分を追い詰めるだけである。

さてさて今後どう変化するのやら。