公務員を退職して1年が経ち感じたこと

31歳で国家公務員を退職して今日で1年が経ちました。
結論として、“辞めたことに一切後悔はない“です。

この投稿は公務員への否定を意図するものではありません。

ぼくは新入職員の時から組織の雰囲気や働き方が自分に合わないことを自覚していました。
そのため1年目の時から、いつでも辞めることができるよう準備と勉強をしていました。

具体的には次の2つ。
①生活コスト(特に固定費)を下げる
②余剰資金は投資に回す

①は、通信費、保険料などの定期的な見直し。
固定費は一度下げると効果が持続します。
他方で、食費など日々の細々とした支出の節約を考えることはしません。ストレスになるので。
節約については過去にいくつか記事を書いていますのでよかったらどうぞ。
(参考記事集)節約術まとめ

節約して浮いたお金を②に使います。
ここでいう投資は金融商品に限らず、“自分自身”にもです。
勉強や体験を通して知識や視野を広げてくれるものに時間とお金を使います。
例えば、本・資格・旅・セミナーなどなど…

自分の代わりに家事をやってくれることで時間を生み出してくれるものも当てはまります。
例えば、全自動洗濯機、お掃除ロボットなどなど…

投資によって色々な働き方や生き方があることを知りました。
選択肢がたくさんあることは、モヤモヤしながら働くぼくの心を軽くしてくれました。

一方で、公務員は安定したお給料をいただけるありがたい身分です。
辞めることは安定した収入を手放すということ。
お金の不安がついてまわります。

そこで、退職を決断する前に何度も何度もお金のシミュレーションを重ねました。
少なくとも1年は全く働かずとも生きていける。そう確信できた時に退職の決断をしました。

実際には、退職してから今日までの1年間は支出よりも資産運用によって増えたお金のほうが多く、結果的には退職直後よりも資産が増えました。ここまでは想定していませんでしたが。

キャリアブレイクという言葉があります。
これは一時的に雇用などから離れる離職、休職、休学など、キャリアの中にあるブレイク期間のことを言います。
欧州やアメリカでは一般的ですが、日本ではあまり馴染みのない概念です。

人生100年時代といわれる今日。
長い目で見た人生設計の中で一度はキャリアブレイクを設ける選択もアリだと思います。

ぼくはこの1年間で、食事・運動・睡眠など健康に繋がることやお金のことをじっくり学びながら実践することができました。
学んだことはこの先の人生できっといい方向に繋がると思っています。
この辺りのことはまた別の機会に投稿したいと思います。

退職することに不安はなかったのか?と聞かれることがあります。
不安がなかったと言えば嘘になります。
ですが、確かに失うものもありますが、ぼくは手に入れようとしたものが明確だったので踏み切れました。
そのひとつは“時間”です。
失うものではなく、手放すことで手に入れられるものに目を向けたことが決断の後押しになりました。

あくまで一つの体験談としてお納めください。

いただいたお気持ちは自然の中で飲むコーヒー代として使わせていただきます☕️