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ビール、ビール、ビール。

寒い冬がやっと終わり、花粉が飛び交う暖かい春がやって来ました。
私は、かかりつけの歯医者さんのすすめで、就寝時に口にテ ープを貼って寝る(口呼吸しないようにするため)という、口唇テープという療法を5年続けた結果、20年来の花粉症は、ほぼなくなり、今年も花粉が飛んでいるのかどうかわからない平和な春を送っています。(ほんと、 教えてくれた歯医者さんに感謝)

さて、2月もいつもと変わらない節約生活をしていたところ 、月末になってちょっとお金が残りました。
「わあ、うれしいなあ。このお金何に使おうかな」
「靴下に穴が開いてるから、新しい靴下でも買おうかな?」
などと考えながらイオンに行ったのがまずかった…。

買ってしまいました。「イオンプレミアム生ビール6缶パッ ク」(¥1,427税込)
普段は買ったとしても、発泡酒のバーリアル(6缶¥723税込 )の方なのですが、イオンのプライベートブランドから出た格安ビールについつい手が出てしまいました。わくわくしながら前から買ってみたかったこのビールをかかえて、穴の開いた靴下で家に帰りました。

そして夕食。塩味の濃いハムをつまみにこのビールを飲むことにしました。
まずビール缶のタブをプシュ。そこから漂うのはとてもいい香り。
「おー、いい匂い」
そして、ひと口。グビッ。
「あれ???」

そこには違和感が…。いつも発泡酒しか飲んでいなかったので、ビールの味を忘れてしまったのかと思い、もうひと口。グビッ。
「なんか違うなあ。これビールなの?」

何が気になるのかと言うと、「薬のような味」でした。
「いやいや、発泡酒のバーリアルがあれだけうまいんだから、格上のビールがまずいわけがない。私の勘違いだ」
と思い、さらに飲み進めますが、どうしても「薬のような味」が邪魔になります。
「だめだ。このビールは口に合わない」

結局、ビールをひと口飲むごとに、塩味の濃いハムで薬臭いビールの味を消すという意味のない食事となったのでした。

「そうだ、ネットの評判をみてみよう」
と思い、いくつかこのビールの批評を見てみましたが、批判的な意見はなく、だいたい好評でした。薬くさい味について書いている人はいませんでした。
「このロットだけ薬くさい味になったのかな?そんなことないと思うけど」

このビールを作っているのはサッポロビール。サッポロビールと言えばエビスビールです。そう、エヴァンゲリオンでおなじみのあのビール。でも、私はエビスビールを飲んだ記憶がありません。ですので…


エヴァビール。いや、エビスビール。またもや、靴下を買わずにビールを買ってしまいました。靴下の穴は広がるばかりです。

さて、ほぼ初エビスビール!
「いただきまーす。Prost!(プロースト)」(ドイツ語で乾杯の意味)
香り、コク、苦み、すべてカンペキです。
「すげー。エビスビール!こんなにうまかったのかぁ」
「エヴァであれだけ出て来たのがこれでわかった。こりゃ国内最高峰だ」

これから、お金に余裕がある時は、このビールにします。今まで人生の大部分を損していたような気がします。

ちなみに、私は過去にドイツでビールを飲んだことがあって(マンガにも描きました「行けぬなら描いてみようか…」)その時の旅行記のマンガを描くにあたって、あれはどんな味だったのだろうと思い、マンガ制作時に取り寄せて飲んでみました。


ホフブロイ オリジナルラガー

ドイツには「ビール純粋令」という法律があり、ビールを作るにあたってとても厳しい基準があります。これを守って作っているドイツのビールの品質は間違いなく世界一です。日本の発泡酒は、この「ビール純粋令」の基準に達していません。

で、取り寄せたこのビール「ホフブロイ オリジナルラガー」はと言うと、飲んだのは30年以上前なのですが、1本(330ml)を飲み終わった頃には、すっかり当時飲んだ味を思い出していました。不思議なことに何十年たっても味というものは忘れないようです。
そして「めっちゃおいしい」です。
日本ではビールはキンキンに冷やして飲みますが、ドイツでは常温くらいで飲みます。冷えていないんです。

私の中のビールランキングでは、旅行の記憶と合わさって、この「ホフブロイ オリジナルラガー」が1位です。
ちなみに、このビールに一番似た味の日本のビールは、キリンの「一番搾り」です。飲み比べるとわかりますが、どっちがどっちかわからないくらい似ています。違いはどこにあるのかと言うと、味の奥の奥~の方で何かがちょっと違うのです。(と、このくらいにしか言い現わせられません)2位がエビスビールで、3位が一番搾りです。

コロナの規制緩和も進んできたので、各地でいろいろなイベントが再開されていますが、この「ホフブロイ オリジナルラガー」は「オクトーバーフェス」というビールのイベントが毎年10月(オクトーバー)くらいに日本各地で開かれるので、そこでドイツ料理とともに飲むことができます。私も今年は行きたい。オクトーバーフェスの本場はもちろんドイツです。ドイツも行きたい。

最後に、現在制作中の新作漫画は、第2話を制作中です。全6話の予定なのであと1年くらいしたら一挙に公開する予定です。下はその制作画面です。


それでは、よい春を。

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