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未来を作る その6

写真は師匠欽ちゃんの昨日の写真。会った訳ではなくマネージャーさんがFBに上げた写真を使わせていただいています。何人かの友人が「欽ちゃんは元気ですか?」と問い合わせてくることのお返事と思ってください。昨日の何かの番組にリモート出演をした時の写真ということです。10日くらい前に電話で喋った時も元気でしたから家から出ないで元気と言うことです。気にかけていただいている方ご安心ください。

建築家か大工か?

鎌倉の「まちの大学」https://daigaku.machino.coで「世界向け番組企画」のゼミをオンラインでやっています。そこで僕自身も企画を考えたりして、例えばアメリカ向けだとしたらアメリカ人の優秀な作り手がいないとダメだなあと思い至ります。
企画の部分と演出の部分が分離されて考えざるを得ないので「番組になった時に企画と演出の重要度は改めて考えるとどのくらいのバランスなのだろうか?」なんて事を考えます。(普段は自分が企画したものは自分が演出して作りますからあまり意識しなくてもいいのですが)

この企画と演出を何か他の業界で例えられないかなと考えたのが表題の「建築家と大工」です。プランをゼロから考えて設計図を引いて材料も決めるのが建築家。その設計図をもとに実際に家を作るのが大工。
で自分は基本的に両方をやってきたのだが『どちらかと言えばどっちか?』と考えたのです。

大工だ。

と即答でした。設計図では書き表せられない手すりの滑り具合をどのくらいにするか?ドアノブの回る固さ。陽の光の入りかたを見て最終的な色調整をどうするか?いやそれよりも工事現場で起きた思わぬハプニング(隣の家の猫が通りやすくしなくてはならないとか)にどう対応するかは大工の仕事です。そしてこの現場の作業が住む人の日々の生活をどのくらい心地よくするかを左右する。つまり番組で言うところの「見てどんな気持ちになるか?」は建築家の設計図も大切ですが大工仕事がかなりの比率を占めると考えたのです。

ですから世界向け企画を考えると言うことは海外の国の大工たちを刺激するような設計図でなくてはならないと言うことで、逆に言えば世界中の誰の設計図(=企画)でも手練れの大工である自分は心地よい家を作れるなと思い至った次第です。


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