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昨日「ゆる言語学ラジオ」を聴きながら眠っていた。ソシュールの言説についての話まで覚えている。ぼんやりと、Ziphilさんが言語を作る目的を綴った文章を思い出していた。私はどのように私の世界を記述しようかと考えて寝た。

夢をみた。家がどうしようもない田舎にあり、子どもの足で歩いて数時間かかる小学校へ通っていた。その子どもはくたびれた靴を履き、くたびれた服を着、あせたぶかぶかの赤いランドセルを背負っていた。着く頃にはもう昼で、廊下ですれ違った先生たちは労う視線とともに「はやく教室いけよ」と子どもに声をかける。子どもはここに馴染めていない。騒がしい教室に入っていき、ランドセルの中を出して、授業がはじまると黙って先生の話をきいている。学校が終わる。みんなとは方向が違うので、またひとり長い帰路についている。道端の植物を右手にもっている。なぜか、小さかった子どもは数年分大きくなって、そしてマフラーをしている。一瞬自分の今の生活を憂いて、それを払うように心の中で大きな声で歌いながら大きく踏み出してスキップを始める。

一瞬目が覚めたら、まだゆる言語学ラジオが流れていた。

電線の上のカラス

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