キャリアサポーター・アカデミー(3期) -3ヶ月目座学
ミートキャリア / キャリアサポーター・アカデミーでの学びも早くも3ヶ月目に入り、今回が最終回の座学になってしまいました。運営の方もお話されていましたが、3ヶ月目にもなると生徒側も自然体で集まって、さあ!という感じなのに、もうこれが最後だと思うと少し寂しい思いもあります。
講義内容は「キャリア⽀援者のブランディング」について。今回の講師の先生はお仕事を5つくらい並列で進められているまさにパラレルワーカー、また大学院でも研究活動をされていた方ということで、自分にとっては講義内容に加えて先生ご自身のことにも非常に興味があり、かなり前のめりな(!)状態で座学に臨みました。
”ひとりだち”する
組織や会社に頼らず食っていく、というと、独立起業して会社を興して社長になって、、、といった大きなことをついつい考えてしまいがちです。ここで心得ておくべき大切なことは、”独立”ではなく、”ひとりだち”する、という意識。そして、自分で仕事をつくっていくというスタンスです。講義内容に即すると、有料のキャリアカウンセリングをサービスとして提供できるようになること(状態、環境ともに)。また、それだけではなく、上記を意識しておくことは、たとえ社内キャリア相談の場であっても視座を1つ上にして考えられることになるんだなと気付かされました。
”ひとりだち”という言葉には、全ては自分という認識が大切であり、それが大前提だということが込められています。”ひとりだち”すると、誰かがやってくれるわけでも、何かをお膳立てしてくれるわけでもない。
すなわち、
1)⾃分が動かないと何も起きない(逆に動けば何かが起きて次につながる)
2)努⼒や頑張りが次の仕事を⽣む(逆のことをすれば仕事が無くなる)
繰り返してますが、全ては自分次第です(なぜかサルトルを思い出しました)。小さな一歩を積み重ねていき、スモールスタート、スモールステップを刻みながら進んでいく。それはつまり、自身の半径1m、いや1mmから始めてみるということと同じなのかなと思います。加えて他のことでもそうですが、キャリアカウンセリングというものが完璧にできることはないと思い知ること。イチローだって日々練習しているんですから。
フットワークの良さが大切
ここはいつも自分が大事にしたいなと思っている部分です。講師の先生のお話を聴いて、”ひとりだち”にはやっぱりリーンスタートアップの考え方が大切なんだなと思いました。事業計画を練りに練ってから始めるのではなくて、やりながら作りあげていく。ペルソナ(=自身の価値を届けたい人、価値を感じてくれる人)を意識し、絞り込んで、動きながら常にピボット(練り直し)をしていく。そして投資(お金、労力)は最小限にとどめてできる範囲で始めていく。たまたま自身が昨秋学んできた幸せ視点の事業づくりの考え方と通じるような部分であったので、内容がとてもとても腹落ちしました。そうすることが自身と周りの幸せにもつながっていくのかなと。
自分にタグ付けする
自分にタグ付けするとは「私は〇〇な人です。〇〇が得意です」というのを外から見て分かりやすくすること。組織のバッジも蓑もないので、名前やビジュアルも含めて、他の人から見ても分かるような目印をつける。そして、サービスを届けたいと思っている人たちの解像度を上げ、自身が提供する価値で相手がどう変化するのかをイメージしていく。躊躇せずターゲットを絞っていくと、むしろサービスが具体的になるので、それ以外の人たちも含めて、振り向いてくれやすくなるのだと分かりました。
やっと#(ハッシュタグ)の意味が理解できた。。。(遅)
”やりたいこと”を大事にする
”ひとりだち”していく場合、やりたいこと、できること、求められること、の3つがあり、この円が重なる部分を考えていくのが大切、というお話がありました。その中でも、”やりたいこと”、自身の”やりたい”を大切にする、忘れない、ということが大事だと。これ、すごく共感できました。せっかくの自分の人生!
ちょっと感情が入ってしまったので(勢)、話を戻しますが、すなわち、①やりたいこと→②やれること→③求められること、の順に優先度をつけて考えていくのが大切ではないのかなと理解しました。ただし、自分のやりたいを核にしつつも、ニーズや求められていることを視点に入れておくことも当然大切です。
また、やれること、得意なことの掛け算をしていくと独自性、希少性がどんどん磨かれていくというお話もありました。より尖ったサービス、価値提供ができる。さて、自分の場合は何だろう?技術者×キャリコン、発酵×キャリコン、エッセンシャルワーカー×キャリコン、、、うーん、難しい。
チャンスの神様は前髪にしかいない
「仕事とは、空気中をふわふわ浮いているものだ」こういったお話がありました。初めて耳にすることもあり、一瞬「ん?」となりましたが、普段から自分の目の前には存在していて、主体的、能動的に取りに行けるかどうかで全ては決まる、そういうことなんだと理解しました。意識していないとチャンスはつかめない。いわゆる「チャンスの神様は前髪にしかいない」というやつですね。
この考え方は、上記のフットワークの良さにも繋がる部分なのかなとも思います。いいな、とご縁や自身の感性にヒットするものを感じたらつかみにいく。口を開けて餌を与えてもらうが如く待っているのではなく、自分から動く。で、動いた結果の失敗や苦い思いもひっくるめて次へのステップアップだと捉えていく。これが人生を主体的に楽しく生きていく上で大事なのかなー、と講義を振り返ってみて思いました(大きな話になった)。目指せ、主体的ギバー!
今回の内容は組織や会社に頼ることなく自分でキャリアカウンセラーとしてやっていくには、というテーマだったのですが、現職(研究開発や製造業)での内容も含めて、それ以外のこと、人生を主体的に生きていくにはどう在ればいいのか、といったことにも通じる、非常に示唆に富む内容でした。
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