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オードリーANN東京ドームの終わって欲しくない夜とこれから

オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームへ行った。

現地チケットを取るのも一苦労で、昨年3月に発表されてから約1年を通してギリギリまで手に入らなかった。5万のキャパに対して19万以上の応募が来ていたそうだ。公演日の2週間前にリセールで連打して取ることができたステージ裏体感席。基本的に見えないが、現場と同じ一体感を味わうことができる席だった。

こんなに見えないのかなと思うくらいに見えない。モニターに映し出された映像と会場の歓声を楽しんだ。

ステージ裏体感席からの視点

リスナー特有ではあるかもしれないが、楽しめた理由の一つはラジオスタッフの動きを見ることができることだ。もちろん公演中オードリーも見ているが、ラジオスタッフの存在とは大きい。あっちにいた人がこっちで指示を送って忙しそうに働いている。本物のキューを見ることができたのも嬉しかった。

ラジオ内でも度々名前の挙がるほど、一部では有名な裏方のタオルが販売されるほど人気がある。マネージャーを含めスタッフたちが見られるのは、ある意味でアリーナ席だった。

諸々の内容は企画や話の面白さの濃度が薄まるので省略。

東京ドームでのイベントは大成功で幕を閉じた。帰り道では余韻に浸り、中学生の頃に聴き始めたことを思い出したり、用事があって武道館には行けなかったことを思い出したりしていた。思えば人生の半分以上をラジオと共に過ごしてきた。毎週聞いていることを考えると、友人よりも彼らの声を聞いて生活をしているかもしれない。


最寄駅に到着すると3人ほどリトルトゥースを見かけた。同じ地域に住んでいる人の中にも、ラスタカラーのオードリーグッズを身につけていることで同じ街に住んでいること以外の共通点があることに親近感が湧いた。声をかけるほどの勇気は出ないので、気が付かれない程度に小さくトゥースのポーズをとった。

東京ドームでは確かにあの時間、ラジオを聴いてる人が集まり、オールナイトニッポンを聴いていないとわからないネタを見て笑っている。こんなに幸せなことはない。ここ数年、好きな番組が改編突破できなかったり、パーソナリティ自らで番組を降りたいと発表したり、あの頃自分が好きだったラジオを少しずつ削られていく感覚があった。

それでも改めて改めてラジオが大好きであることを自覚した。これからも誰にも邪魔されないラジオと自分だけの時間を大切にしたいと思う。

「死んでもやめんじゃねーぞ。」と自分に言い聞かせたい。

オードリーのオールナイトニッポン