オンライン家庭教師バイトを2ヶ月間やってみて思ったこと

2ヶ月前、オンライン家庭教師バイトを始める

今から2ヶ月ほど前、オンライン家庭教師バイトで新しい生徒さんを担当することになりました。今年の3月まで同じ会社で浪人生を担当していて、それ以来教えるのを中断していたのを再開したという格好です。
再開したきっかけとしては、僕は大学教授を目指していて、教えるという経験を積みたかったことにあります。それから、自分の勉強もしながら教育活動もするというのが大学教授の生活のプロトタイプになると思ったのもきっかけでした。
僕が大学教授を目指すことになった経緯については、こちらの記事をご覧ください!

順調な滑り出しの1ヶ月目

新しい生徒さんは大学受験を控えた高校3年生、化学を受験で使うものの不安だから講義してほしいとのことでした。
その時点で受験まで4ヶ月を切っており、スケジュール的にも厳しいところはありましたが、自分ができることを精一杯やろうと張り切って取り組み始めました。

徹底して噛み砕いて基礎から解説をしていった結果、生徒の反応もよく、自分自身の充実感もあり、順調に滑り出しました。

授業で使ったスライドの一部。高校の時の授業ノートを参考にしつつ、自分なりにこだわって作っている。


欲と焦りが出てしまった2ヶ月目

しかし、受験の時期をあまり考えずにのんびり授業を進めていた結果、このままだと十分なことができずに受験本番を迎えてしまうかもしれないという考えになり、1ヶ月経った頃に、受験に必要な箇所、そして生徒さんがわかっていない最低限の箇所に限定して効率よく進めようと方針を変えました。

それからというもの、生徒の反応が徐々によくなくなっていき、自分自身も教えながら自分の説明がわかりづらいをひしひしと感じて落ち込んでいました。

3ヶ月目を目の前にして

このままダラダラ授業を進めても無駄な時間が増えていくだけのような気がしていて、どうしていいか悩んでいましたが、Xでとある投稿を見て、答えが見えたような気がしました。

どうせ受験まで週一60分でできることは限られているのだから、スケジュールをあまり気にせず、1ヶ月目のように徹底的に噛み砕いて説明をすればいい。その方が生徒も基礎を固められていいかもしれない。
そう思って授業の構想を考えてみると、ここ最近よりの授業準備の数倍ワクワクしている自分がいました。最低限を伝えるやり方よりも噛み砕いて伝えるやり方の方が自分は得意だし、受験のためだけでない、自分なりの「本物の」学問を伝えたいという価値観ともマッチしていると思って、それならなおさら、そっちのスタイルで授業を進めていった方がいいのかもと思いました。次の授業は今週水曜日。噛み砕いて説明するスタイルに戻して臨みたいと思います。

現在のオンライン家庭教師バイトに対する思い

まず、噛み砕いてわかりやすく説明するのとスケジュールをきちんと計画的に進めるのを両立できないのは自分の不器用さゆえだと思います。
また、初めから一貫した方針で授業をできず、何度もブレたのも自分の力不足です。
この二点に関しては本当に生徒さんに申し訳なく思います。
けれども何かのご縁で今の生徒さんを担当させてもらうことになったからには、自分なりに試行錯誤を重ねながら自分だからこそ伝えられることを精一杯最後まで伝えようと思います。

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