ウルトラレアカードをもらった日
先日門真の免許センターに免許更新へ行き
思い出したことがある。
僕が持っているのは小型自動二輪の免許だけなのだが、免許取得する為に門真で試験に2回落ちている。
これは壮大な言い訳をさせてほしいのだけど今回思い出したのはそれではない。
確か2回目落ちた日のことで、免許センターというのは本当にアクセスの悪い場所であり、「電車だとアクセス悪いから車で来いよ!ってそっか君たちまだ免許なかったんだねごめんね。」
みたいな免許取得前の者にとても冷たい場所で、当時実家に住んでいた僕は電車を使って最寄りの門真市駅で降りてもそこから約30分歩かないといけない程遠かった。
1回目落ちた時は何とか気持ちを立て直したのだけれど、2回目落ちた時は「俺はまた落ちたんか、この長距離移動してきて何しにきてん」と自分を責めだして、ここに来た意味がほしくなり
「献血のご協力お願いしま~す」
という声が聞こえてきたので
「そうだ。俺は今日献血しに来たんだった。」と思い込むことにした。
(門真免許センターの同じ敷地内に献血ルームがあるので献血プラカード持った人が免許センター前にいっぱいいるのです)
そして軽いアンケートというか問診票みたいなやつ(多分献血してもいい人か判断するため)
を回答したり、献血初めての方への説明などを受けた。
そして献血前の採血をするという。
どうやら申告した血液型と違う人がいるらしく、念のため採血をし血液型を確認してから血を抜くとのこと。
そして注射の針を刺されたとこまでは覚えている。
「……ska!」「……夫dすか!」「大丈夫ですか!!」
僕はおよそ10㎖程度の採血で貧血で気を失っていたらしく。
目が覚めた時には周りに看護師さんが3人ほどいて僕に必死で声をかけてくれていた。めちゃくちゃ恥ずかしくなった。
献血します!って意気込んでたやつが採血程度で気を失って倒れるってかっこ悪すぎやろと思い、自分だけじゃないと信じたくて看護師さんに「こういう人結構いますか?」と聞いたら
「100人に1人くらいですかね…」とさらに恥ずかしくなる答えが返ってきた。
その後奥のベッドに寝かされて血糖値を上げる為にビスコなどのお菓子をいただき、体調の回復をしてもらった。
そして帰り際に献血した人が渡される献血カードをもらったのだが100分の1の確率でしかもらえない献血回数0回カードをもらった。
僕は試験に落ちて門真に来た意味を作る為に行った献血もできなかった。
門真の思い出を別の思い出に早く更新したいと思った免許更新だった。
頂いたサポートでバイトの昼休憩で食べる丸亀製麵のかけうどんにいっぱいトッピングをしたいと思います!