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なぜ私は、HSPカウンセラーになろうと思ったのか?

はじめまして。HSPカウンセラーのnaruです。
みなさんは、「自分って、変わってるかも。」そう思ったことはありませんか?私は、小さい頃からずっと思っていました。

24歳のとき、ある答えに辿り着きました。それが「HSP」でした。
自分がHSPの気質を強く持っていることが分かったとき、初めて生きた心地がして、ホッとした感情を今でも鮮明に覚えています。
そんな私が、なぜHSPカウンセラーになろうと思ったのかをお話をしたいと思います。

「人と違う」と感じながら生きていた幼少期


物心ついたときから、「なんか人と違う気がする」と感じながら生きていました。どんなことかというと・・・
▶︎同世代の友達よりも、先生や大人の人たちと話すことが好き
▶︎おままごとやリカちゃん人形で遊ぶ楽しさがわからないので一人で遊んでいるか、男子とグラウンドを駆け回って外で遊んでいる
▶︎同世代はアニメやゲームにはまっているのに、私が好きなのはニュース番組

こんな感じで、同世代より大人びた子どもだったと思います。
特に保育園での集団行動が苦手で、リカちゃん人形やシルバニアファミリーなどの女の子が遊びそうなおもちゃで遊ぶ楽しさが全くわからなくて、先生から「なんで一緒に遊べないの?」と言われることがものすごく苦痛でした。私の楽しみは保育園から帰ってから。実家は自動車屋をしていたので、そこに来てくれるお客さん(大人)と話すことがすごく楽しかったんです。時計の読み方も掛け算の仕方もひらがなの読み書きも、全部お客さんから教えてもらいました。

小学校に入学。さらに集団行動ができなくなり・・・

小学校に入るといろんな友達が増え、教室単位で行動をするようになりますよね。私はさらに窮屈に感じるようになりました。
▶︎いろんな人の感情が入ってくるのでしんどくなり、集団でいると疲れてしまう
▶︎女子特有の集団行動が苦手なので、友達からハミられる
▶︎先生がクラスメイトに怒る姿を見ると、自分が怒られたかのように感じてしまい気分が悪くなる
▶︎感受性が強く、友達に言われた一言で泣いてしまう。「なんでそれくらいのことで泣くの?」と先生、親、友達から言われる など・・・

一番楽しかった思い出は、自由に野山を駆け回っていた休み時間と、教頭先生から社会のこと、世界のことをいっぱい話してもらったことです。中学校高校では、やっと集団に馴染むことを覚えて、なんとか学校生活を送っていましたが、今考えるといろんなことを我慢していたんだと思います。

人生で一番どん底、生きにくい社会人生活

「自分って、変わってる。」と一番感じ出したのは、社会人になってからです。他の社会人と仕事をする中で、HSPの気質が顕著に現れだしました。

▶︎感受性が強く、上司から注意をされたときに人格を否定されてしまったかのように受け取り傷ついてしまう
▶︎言われたことをただこなす仕事ができない
▶︎意図がわからない仕事はなかなか取り組めず、その意図を聞こうとすると「ええから、やって」「今までそうやっていたから」と言われてしまい、厄介者扱いされる
▶︎時間をきにしなくていい仕事は、ミスなく丁寧にできる

ただこのときはHSPのことを知らなかったので、他の人は違和感なく普通にできることが、自分にはできないという事実がものすごくしんどかったんです。

「私って病気なのかな。病院に行こうかな。」と本気で考えていたとき、ふと本屋で見つけたのが一冊の本に救われました。


この本を読み、私って病気じゃなくてHSPの気質を持っていたんだ。
私が悪い訳ではなくて、ベクトルが違う生き方をしようとしていたからしんどかったんだ。そう思えると、心が晴れやかになりました。

HSPの気質にもありますが、私は「知りたい!」と思うと深く探求する性格なので、HSPの本を読みあさり、セミナーやイベントにも通いました。そうすると、今まで生きにくかった謎が解けてきたんです。

そして、勤めている会社の上司にもHSPのことを言いました。
上司も理解してくださり、HSPとしての働き方を模索しながら、今は楽しく働かせてもらっています。
今では、HSPだからといって、傲慢になったりワガママになるのではなく、自分も周りも大切にする生き方を考えていきたいと思っています。

もっと早く気づいていれば、学校生活が楽しかったかもしれない。
もっと早く知っていれば、就活でしんどい思いをしなかったかもしれない。

HSPの当事者だからこそ、HSPのことを知らずに生きづらさを抱える人に一緒に寄り添っていけるようなサポートがしたいなと思い、カウンセラーになることにしました。前向きに日々を楽しく暮らしたい繊細さんが、幸せと感じられる社会になるように。

<プロフィール>
HSPカウンセラー naru

滋賀県出身。京都府立大学卒。
カウンセラーHSP心理コーチ認定、認知マインドフルネス心理士®認定

就活の時期になり、やりたいことが明確でなくモヤモヤしながら就職活動を続けるも、うまくいかず就活ウツとなり引きこもり生活を送る。社会の不条理にうまく対応できない自分を責める。
運よく就職できたものの、人との違和感やしんどさは解消せず悩んでいたときに偶然HSPという考え方に出会い、自分がHSPだと強く実感する。これまでの自分が人と違うと思い続けてきた違和感の理由はHSPであり、これを深く知りたいと勉強する中で、同じ悩みを持つ人のために自分に何か貢献できないかと考え、HSPカウンセラーの資格を取得。

現在は、HSPイベントの運営や、全国の高校大学に直接訪問し、「働くこと・生きること」についての出前授業の活動を行っている。

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