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#2 幸せになりやがれ下さい

こんばんは、第二回ですね。
皆さんはどんな一週間をお過ごしでしたか?
週一ペースで投稿できればと思い始めたものの、早くも二回目で遅れましたね笑。
今後も自己満でゆっくりとやっていくので、興味のある方はどうぞお付き合いくださいませ。



「チェックシャツ」

こんにちは、知らない間にある古着屋のスタッフ内で“チェックシャツ”というあだ名を付けられていた横川です。

基本どんな店でも店員に覚えられたくない僕には恥ずかしすぎる出来事でした。もちろんあだ名が付いてしまうくらいには、チェックシャツを集めていたんです。この春先から初夏にかけて少しずつ。

と言うのも、好運なことに5ヶ月ほど前、知人から使わなくなったプロジェクターを譲り受け、そこから夜な夜な映画を観るようになりました。そうすとミーハーな僕は映画の登場人物に憧れだす訳です。
特に洋画の主人公。
洋服が好きな僕は彼らの装いに注目しました。
彼らは本当によくチェックシャツを着ているんですよ。
オシャレでもない野暮ったいダサいシャツを。
汚いスニーカーを履いて、そんなに荷物が入ってなさそうなリュックを、両手を通さずに片手で背負っているんですよ。で、帰宅するとベッドかソファーにそのリュックを軽く投げます。

要するに、憧れた映画の主人公達がチェックシャツを着ていたから。これが、僕がチェックシャツマンとして名を馳せた最初のキッカケです。

暇な時に調べて見て欲しいんですけど、賀来賢人演じる「忍びの家」の晴(ハル)や、ジュリー•デルピー演じる「ビフォア•サンライズ」のセリーヌなんかは素敵なチェックシャツ着てますよ〜。
※「忍びの家」はNetflixのドラマシリーズ

今後どこかで詳しく書きたいんですけど、映画の登場人物は溢れる内面の魅力を持っていて、自分の外見にそんなに興味のなさそうな格好(外見に自分なりに満足してそうな格好)をしている人が多くてとても好きです。

余談なのですが、僕が店員に覚えられたくない理由は、2点。ひとつ目は認知されてからの互いの気遣いを僕は好まないからです。全くの他人か、めっちゃくちゃ仲良くなるかのどっちかがいいですね。ふたつ目は認知されている店員に接客してもらっても、僕の購入の判断には95%影響が出ないからです。買う時は買うし買わない時は買わない!がハッキリしすぎています。なので担当的なシステムも嫌いです。


「雨の日京都駅にて」

先日、京都駅の下りのエスカレーターに乗っていた時の出来事です。ガタガタガタガタ、何か重いものがかなりのスピードで近づいてきているのを感じました。振り返ったその時にはもう遅く、僕の右足首に豪速球のスーツケースがストライクしました。4泊5日以上の旅行の荷物は入りそうな、銀色のスーツケース。

僕は痛みのあまり動けずエスカレーターを降りた場所のすぐ横で、膝に手をつきました。
久しぶりにちゃんと腹が立った僕は、めっっちゃくちゃ痛いフリして「これ絶対怪我してます、病院行くのでお金下さい。無理なら裁判やボケコラァ」
くらいのスタンスを取ってやろうかと思ったのも束の間、犯人に目を向けると、そんな気はさらさら無くなってしまいました。(慰謝料、治療費、休業損害費などありとあらゆるものを想像してた)

スーツケースの持ち主は、見た目からするに30代後半の男性。慰謝料もぎ取り大作戦が頓挫したのは、彼の、今まで人生と人間性を想像して哀れみが勝ったからです。
その理由は2つ。
①努力できる範囲内の見た目が壊滅的だったから
太っていて、髪も歯も肌もボロボロ、服もシワだらけ、靴も汚くて、清潔感はゼロ。
気を使っていないなりの最低限度を大きく下回っていました。基本外見で人を判断したくないですけどね。
②事故後の対応が悪過ぎたから
そのオッサン最悪なことに、最初、僕に気をかけることもなくそそくさと逃げようとしたんですよ。ヘラヘラしてたし本当に腐ったメンタリティですよ。
逃げようとする気持ちは全くわかりませんね。ボブスレーをやる上で何が1番大切なのかくらいわかりません。お金取られるとでも思ったんですかね。

性格の悪い横川は「控えめに見積もってもおれの方がかなり自己満足度高めな人生送って来てそうじゃね」と思ってしまいましたね。
(※オッサンと自分の人生を比べたのではなく、それぞれの自己満足度を比べた)

慰謝料をもぎ取ることをるやめたとはいえ、無言でその場を去るのは気が済まなかった僕は、重い足でオッサンの前まで歩いていって一言

「いやほんま、いい歳して何してんすか、自分に恥ずかしいことしないでまっすぐ生きて下さいよ」

これです。決まりましたね〜。
その人の目を見ながらガチトーンで言い放ちました。(スッキリ)
急にスケールデカめなこと言われてびっくりしましたかね。
僕程度の若造に言われてちょっと腹たったんちゃいますかね。逃げようとしたことに対して言われてるのわかってくれましたかね。

今までガーターみたいな人生送ってきたんでしょうね。端に追いやられて、点も入らない。
彼は人生の中で数少ないストライクを僕の右足首に届けてくれたんですね。久しぶりの、下手すると初のストライク。


この人からお金を取っても、僕もその人も何も変わらないなと思いましたね。怪我は3、4日で治るだろうし。とはいえ、めちゃくちゃ腹立ってたんで帰りしにスーパーカップのバニラ味を買って帰りました。
おいオッサン、人生もボーリングと一緒で何回か投げれるんですよ…プロスーツケースァーのあのオッサンどうか幸せになりやがれ下さい。ボケェ!!


「カスツイート集」

僕の誰も見ていないTwitter(改X)のゴミカスみたいなツイートを何個か紹介します。

・初対面の人の好意の暖房が暑い時

・靴とか布団、全てが軽けりゃいいってもんではない

・ラッコ可愛いけどめちゃくちゃ飼育料高い

・ワイプの柴田理恵の号泣で、感動V冷める

・3回のデートで何がわかるねん

・岡崎体育、普段めちゃくちゃ礼儀正しいしめちゃくちゃおもんないらしい


僕は最近、詩集や歌集の表紙を見るのにハマっています。と言うのもめちゃくちゃ可愛いデザインのものが多いんですよ。特に穂村弘さんの本とか。

第二回どうでしたか。
かなり雑な話ばかりでしたけど、楽しんでいただけたのなら幸いです。それではまた来週。


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