2024/5/27 日記

日記を書くのは久しぶりです。
何か本を読んだときは日記を書きやすい。逆に日記を書いていなかったここ数ヶ月は本をほとんど読んでおりませんでした。
今回は岩波新書、野矢茂樹『言語哲学がはじまる』のお話。

野矢先生の本は、読んできているようで割と読んでいない。高校の友人がよく読んでいたので、当時の彼との話の中に、野矢先生の著書からの引用がちりばめられていたのを、後から原本に当たって知った、みたいな感じです。
そんなわけで昔からそこそこ興味のある分野の内容だったので、割とするする読めたこの本、大枠を言うとフレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタインという3人の哲学者の考えたことの説明なのですが、中でもウィトゲンシュタインって、私にとっては昔から気になっていたものの、あんまり詳しく調べる機会がなかった人の一人でした。
読んでみたうえで、ウィトゲンシュタインの考えた内容の一部が何となく分かり、まあそんなに大したことは言ってないな、って言ったら失礼ですけど、どんな人にも限界はあるもので、今現在の私としてはその限界の外の方が興味があるかな、という感じでした。

全然関係ない話なんですけど、最近何もない時間に「マリオのスーパーピクロス」をやってて、あれって完成の直前まで何の絵だか分からないのに、最後の1点を打った瞬間にその絵に見える!っていうことが結構あって、ドット絵って面白いなー!って思うんですけども。
言語もこれに似てるんじゃないかという考えが出てきて、どちらもミクロに見ればデジタルな要素の集合体であるにも関わらず、それを大雑把に見て、時には逆に全体から部分を推測して補うなどして、解釈が伝わるという、そういう意味でドット絵って言語みたいじゃない?と思ったのでした。

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