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パティシエ修行編(東京飛び込みの章)その2

夜行バスを降りて、新宿。

当時はまだバスタとかもなかったので、
よくわからないまま、新宿駅をとりあえず目指して歩き始めました。

地下から行けば分かりやすいな、
そんな気持ちで朝6時前の地下に降りたら、ホームレスの人達の段ボールで作られた部屋が地下道を占拠していました。

東京に到着して一発目に食らったカルチャーショックでした。

そんな風景に付き合ってもいられなかったので、
今回の飛び込みのお店の1件目のお店に向かいました。

昔、食べ歩きで行ったことのある、すごく印象の良いお店、リリエンベルグ。
そのおみせのある新百合ケ丘駅。
確か昔来た時も、早朝でした。

あちこち回りたかったので、オープンの時間も知らず、せっかく来たからと、ノックして開けてもらい、出来立てのケーキを買わせていただきました。
その時のパティシエ達のあたたかさに、奈良から来たぼくにはかなり心が打たれました。

そして、時間が経って24歳になり、またリリエンベルグが見たい。そんな想いでまた、早朝、1件目のお店として向かいました。

やっぱり朝早いので、オープンはしてない。
どうしようか、働きたいんだから失礼な事も出来ないし、、
少し時間をつぶそうと思って歩き始めたら、見た事のある顔の男性が前から歩いて来ました。
ご存知の方もおられるかとは思いますが、横溝さん、リリエンベルグのオーナーパティシエが歩いて来たのです!

かなりドキドキしながら、
「おはようございます!
ケーキ屋です!」 頭の中では
これは運命でしょ!
何かが違ってたら、あのバスに乗らなかったら会えてなかった、すごい! 「うちは大丈夫です、そういうのは無理です」 「え?」 あれ運命?
横溝さんはスタスタと工房の方に消えていきました😅

そりゃ、朝から野暮ったいリュックを背負った怪しい、奴が声かけて来たんだから気持ち悪いですよね😂

そして1件目の飛び込みは幕を下ろしました🤣
何度も言いに行くよりも、とりあえずは色んなお店を見ようと、そして食べてみよう、
そんな思いで新百合ケ丘を後にしました。

1件目はこんな感じでとても印象的な東京のはじまりでした😊✨ そのあと25件以上のお店に行ったのですが、あまり記憶が無い。
でも色んな店に行きました。
今ではなんとかお知り合いになれた方もおられたりします😊

この後は、ぼくがなんとか働くところを見つける事が出来たところのお話をさせていただきますね😄✨ あんまり読み返さず、思ったまま書いてるので誤字脱字はお見逃しくださいね、

いつか本が書けるんじゃねーかな、って思ってたので、色々語っていけたらと思います😄✨ おやすみなさいませ😴

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