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Youtubeにゲーム動画を1年間200本投稿してわかった7つのこと

 実況なしのゲーム動画投稿をはじめてから、ついに1周年を迎えた。投稿本数は約200本。チャンネル登録者は34人。総再生回数は約21,000回となった。
 飽きっぽい性格のわりに1年間続いたのは、我ながらすごいことだと思う。相変わらず厳しい状況ではあるし、開始当初よりもテンションは下がってはいるが、辞めようとは思わない。
 やはり大好きなゲームに関することであれば、こんな私でも継続できるのかもしれない。
 今回はYoutubeでゲーム動画を投稿してきた経験を通してわかったことを、読者の皆さんに伝えたい。いわば1年間の振り返りである。これまでに書いてきたことと重複することもあるが、そこはご容赦願いたい。
 それでは早速行ってみよう。

1.実況なしはやはり厳しい
 私は声に自信がないので実況なしの動画を投稿している。最初の頃は頑張ってテロップを入れていたが、最近はそれすらも時間がなくてできていない。ただ単に、無言でプレイする様子が流れている。
 もちろん、実況者やライブ配信者に比べれば、視聴回数はカス同然である。厳しいだろうことは分かっていたが、予想以上だった。
 それでも、投稿すれば何人かが見てくれており、最近は一桁止まりということも少なくなった。
 しかしながら、チャンネル登録者が1年で34人だとすると、単純計算で10年続けても340人。もし収益化を目指すのであれば、ほぼ不可能と言えるだろう。私は現在のところ収益化を考えていないが、実は仕事を退職した頃にはどうにかなっていないものか、とこっそり考えていたりもする。そうなると、今後やり方を少し変える必要も出てくるかもしれない。まあ、そもそもその頃にYouTubeが存続しているかがわからないのだが。
 ともかく、もし諸君がYoutubeにゲーム動画を投稿して収益化を目指したいのであれば、実況なしはおススメしない。

2.実況なしに需要があるかどうかは正直わからない
 この界隈ではたまに「実況なしに需要はあるのか」という問いが投げかけられる。そして、その答えは「ある」というのが通説だ。
 私自身もそのことに勇気をもらい、1年続けてきた。が、私自身の体験としては、需要があるのか無いのか、正直まだわからない。
 実況なしではどうしてもサンプル数が少なく「たまたま再生してしまった」人と、能動的に観てくれた人が判別できないのだ。これは引き続き検証していくつもりで、はっきりとした需要を感じた時、私の努力は報われるのかもしれない。

3.ソシャゲは、強い
 実は最近、試みにスマホゲームのガチャ動画を投稿してみたところ、一気に再生回数が2,000回を超え、過去最高を記録した。チャンネル登録者も少し増えた。
 投稿したのは『ロマサガRS』、『ドラクエウォーク』、『ドラクエタクト』の3作品。中でもロマサガとウォークは反応が大きかった。
 私の性格はソシャゲとすこぶる相性が悪い(めんどうくさがり)のだが、なんとなく惰性で続けている。途中何か月も離れていたりすることもあったし、一時的に復活しても長続きせず、程なくしてログイン勢がやっと、という状態に陥る。
 そんなヘタレな状況でも、人がガチャを引くのを観たい人はいる。おそらく爆死を期待されているのだろうと思う。だって私がそうだから。神引きなんか見ても羨ましいだけで、自分の運のなさを痛感してしまい、さらにソシャゲとの溝が深まるだけだ。
 話が逸れたが、ソシャゲはこんな底辺投稿者でも2,000回も再生されるほどの威力がある。もし再生回数を稼ぎたいのであれば、取り入れると良いだろう。

4.総集編はロングテールになる
 以前私がプレイして投稿した『クロノ・クロス HDリマスター』の動画はコアなファンが多く、今でもたまに再生される。
 中でも、ほぼ全てのエレメント(魔法や固有技のこと)を総集編にした動画は、過去48時間に再生された動画に必ず上がってくるという、ロングテールな動画となった。
 爆発力はないが、地味~に再生を重ね、ついには500回を超えるまでに成長した。しかも、10%以上の方が最後まで観てくれているようで、おそらくYouTube側からの評価も悪くないのだろう。
 私が作った総集編はこれだけだが、様々なゲームに応用できる手法なのではないだろうか。ただ、編集はかなり手間がかかる。

5.何が伸びるかは神(上)次第
 人気の実況者や配信者ならそんなことはないのだろうが、私のような底辺だと、どの動画が伸びるのかは皆目見当がつかない。
 例えば少し前に終わったシリーズの『ドラクエ3』で全ての敵からアイテムを盗む企画では、当初から安定して不人気だったのにも関わらず、Part21だけなぜか500回も再生された。
 中身はバラモスを倒してアレフガルドに入ったばかりの頃で、ボスがいるわけでもないし、特筆する要素はないような気がする。というか、しんりゅう戦でも200回、ゾーマ、グランドラゴーン戦に至っては100回も再生されていない。見どころとは関係ないらしい。
 おそらく、たまたまYoutube側がどこかのおススメに載せてくれたのだろう。それをクリックしてくれたのか、間違って押しちゃったのか、観ていた動画の後に勝手に再生されちゃったのかはわからないが、なんにせよ、ラッキーとしか言えない。まだにお上(Youtube様)の気分次第なのだ。

6.再生数が伸びることは評価されやすくなるということ
 上記の2,000回を超えたロマサガRSの動画には、現在8名の方から高評価をいただいている。しかし、その高評価率は66.7%で、低評価も4件いただいている状態だ。
 現在のYoutubeは、視聴者は高評価の件数しか見えないようになっている優しい仕様だが、投稿者にはどちらの件数も見える。
 スマホゲームの動画を投稿して、視聴者が増えたからだろうか。その頃から、私の動画もそこそこ「評価の対象」となった。
 もちろん高評価は嬉しいが、低評価はへこむ。継続のモチベーションにとってのリスクとなる。だが、相手も人間である以上、100%の高評価を望むことはできないし、当然受け入れねばならないリスクであるとも言える。
 再生回数の増加を目指すのであれば、覚悟も必要なのだ。

7.編集はとても大変な作業である
 これは言うまでもないことだが、普段何気なく視聴している動画は、その製作に莫大な時間がかかっている。それはもう、私のヘタレ動画とは比べ物にならない労力である。自分で動画を投稿して初めて実感したことだ。
 例えば私の場合、60分の動画を30分にまとめて、テロップだけ入れるとしても、編集には2時間くらいかかる。そこから確認に30分、エンコードに1時間。そしてエンコード後の動画チェック、投稿作業……と、大した編集でなくとも、これだけかかる。
 ちゃんとした投稿者様は、テロップも細かいし、字体や色も変えたりする。さらに機械音声を入れたりする方もいるが、一体どれだけの時間がかかるのか、考えただけで震えがくる。少なくとも今の私の生活状況では無理な作業だ。
 最近の私は、編集をあまりやらないことにしている。現在は『ドラクエ10オフラインver.2』の動画を投稿しているが、編集としてはフェードを入れて、音量を上げて、最も長い最初のロードをカット、そしてあまりにも無駄な部分のカット(1本に1~2か所)くらいだ。1時間程度の動画を撮影して、ほとんどそのまま出している。エンコードは1時間半~2時間かかるので、寝る前にスタートして、そのまま放っておく。
 これは、あまりにも編集に時間を取られると、肝心なゲームのプレイ時間が減ってしまうことに気づき、試している方法だ。以前は編集のためにゲームプレイが隔日や数日おきだったりすることもあり、ゲーム自体に対するモチベーションが下がってしまったが、最近はこのおかげで毎日きちんとゲーム時間が確保できている。

 さしあたり、このようなところだろうか。
 もしかすると、ふと思いついて、8個めを書くかもしれない。
 誰かの参考になれば幸いである。
 繰り返しになるが、私は今後もゲーム動画の投稿は続けていくつもりだ。
 このnoteでは、敢えてチャンネルへのリンクは伏せておこうと思う。
 34人では、ちょっとまだ恥ずかしい。100人を超えたら、公開するか考えよう。

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