見出し画像

Organization

生物の機能は、統合(Integrate)するために、からだのあらゆる部分が一つの目的のために動くよう組織化(organization)が必要になります。そのために、全身を無理なく無駄なく動かすことを学びます。自身のからだで意識できない部分があると、動きにもその影響が現れます。

フェルデンクライス®メソッドでは、自己イメージを完成させるために、からだのあらゆる部分を意識するようにします。さらに力の伝達について捉えてゆきます。力の使い方ともとれますが、力の伝わり方、方向がとても大事だということです。Distribution of force(力の配分、流通)は古武術や東洋では古くから考えられていました。

習慣的な動きは一見スムーズに思えますが、もっと効率の良い動きを手放してしまったか、不必要な緊張が存在しているかもしれません。赤ちゃんは寝返りや起き上がりの仕方を誰かから教えられたでしょうか?

生まれて数年は自分の身体の各部分をいかに使いこなし、環境に合わせていくかを探求します。腕のある場所や、頭から足までの距離、上下方向について感覚を通して学ぶのです。頭をコントロールしながら四肢を動かし、重力に適応しながら体幹を安定させてゆきます。重心が高くなるにつれて、背中で重力に協調することも学びます。

人間は、動作を学習しなければならない唯一の動物であり、この学習プロセスがなければ、我々は身体を上手く使うことが出来ない。すなわち、手足をどのように使うのかが分からなければ、這い這いをすることもままならないと言えます。

【Good house keeping】

組織化→見合った動きができる→効率的

意図に対する行動・行為が楽に出来ること。

自分の体重を支えることや、自由に動くために、全ての関節と筋肉が調和されている状態のこと。(どこかの筋肉が過剰に働いたり、どこかの関節に負荷がかかり過ぎないこと。)

身体の全体的な参加と力の分配がなされ、均一で滑らかに動けること。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?