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【ニュース】静言思 4作目『徽州』のクラウドファンディングを開始

6月21日、中国のボードゲームメーカー・静言思は、4作目となるオリジナルゲーム『徽州・賈而好儒(賈にして儒を好む=商人でありながら儒学も好む)』のクラウドファンディングを開始した。目標額は3万人民元(約50万円)で、現在(6月23日 17:30)までに277人がサポート、13万4,476人民元(約227万円)を調達している。静言思はこれまでに『海洋公園』、『平遥』、『敦煌』を制作している。

徽州とはかつて商業都市として栄えた都市の名前で、現在の安徽省の一部にあたる。ゲーム『徽州』では各プレーヤーが徽州商人となって商業的に成功を収めることを目指す。今作は『平遥』に続く四大古城シリーズの2作目と位置付けられており、今後同シリーズのゲームとして『閬中』、『麗江』を制作していくそうだ。また、三大商幇(商人組織)シリーズの一作でもあり、このシリーズとしては既作の『平遥』が該当するほか、未発表の『潮州』が予定されている。

静言思は成都盒中閃電の傘下のスタジオ。盒中閃電はこれまでに協力系の『拯救北極熊』や、同名の小説が原作の『古董局中局』といったゲームを発表している。このうち『拯救北極熊』は日本では『シロクマ救助隊』というタイトルで販売されている。静言思と成都盒中閃電はともに現在の中国では珍しいミドル~ヘビー級のゲームを制作する能力を持っているメーカーだ。また、中国らしいテーマを多く扱っているのも好感が持てる。今後の展開も要注目だ。

ノートに「スキ」をしていただくと、あるボードゲームの中国語タイトルと、それに対応する日本語タイトルが表示されます。全10種類。君の好きなあのゲームはあるかな?