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【ニュース】『花見小路』が女性向け恋愛AVG『東周列萌志』とコラボ 芸者が美男子に

台北時間10/17 21:00、台湾の電子ゲームメーカー離水三尺工作室は、ボードゲーム『稷下学宮』のクラウドファンディングを開始した。10/19 18:00現在、すでに目標額の50,000台湾ドル(約18万円)を調達している。

『稷下学宮』は、離水三尺工作室が開発した女性向け恋愛アドベンチャーゲーム(AVG)『東周列萌志』と、台湾のボードゲームメーカーEmperorS4が出版している2人用ボードゲーム『花見小路』がコラボレーションして製作される。『花見小路』のシステムをそのまま使用し、テーマを『東周列萌志』に合わせてリメイクする模様だ。

『東周列萌志』は紀元前275年、春秋戦国時代の斉の国を舞台にした女性向け恋愛AVG。この時代にタイムスリップした大学1年生の女性主人公が、現代に戻る方法を探しながら、儒家・墨家・道家・名家・法家・陰陽家を代表する6人の美男子とラブストーリーを展開する。

『東周列萌志』ウェブサイトのキャプチャー

『花見小路』は2016年にEmperorS4からリリースされた2人用ボードゲーム。世界最大のボードゲームデータベースBoardGameGeekが選ぶ2016 Goldeng Geek Awardsの2人用ゲーム部門にノミネートされた。デザイナーは日本人の中山宏太氏で、日本のボードゲームサークル高天原から2013年にリリースされた『二十一輪の花』のリメイクだ。クラウドファンディングページの紹介によれば、世界8か国で5万箱以上売れている。

『花見小路』プレー風景

『花見小路』では、プレーヤーは料亭のオーナーとして、優秀な芸者を店に招くことを目指す(中国語の記述。日本語の記述では、客として芸者の歓心を買うことになっている)。今回のリメイクでは、『東周列萌志』とのコラボレーションということで、『花見小路』に登場する芸者が『東周列萌志』の美男子に変更される。また、ストレッチゴールとしてさまざまな『東周列萌志』グッズを用意することが発表されている。


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