右脳の強化書【第3章】

・脳の仕組みは「脳番地」で理解しよう

両脳を覚醒させるにあたってはやみくもに脳トレを繰り返すよりも脳の仕組みをある程度理解しておいた方が効果的である。
脳には1000億以上の神経細胞が存在するがそれらの中でも同じような働きをする細胞同士が小さな集団を形成している。
集団は120あるがそれを機能別に分けると8つに大別でき、これを脳番地として考える。
8つの脳番地はそれぞれ別の機能を担いながらも、一つの事を実行するのに相互に連絡を取り合い、連携して働く。
個々の脳番地同士がネットワークを構築し、その繋がりを強化していく事で脳の機能全体が高められていく。

①思考系脳番地・・・思考力、判断力、集中力にかかわるエリア
②感情系脳番地・・・喜怒哀楽などの感情や社会性にかかわるエリア
③伝達系脳番地・・・人と意思疎通するためのコニュニケーション能力を担うエリア
④運動系脳番地・・・運動や手先の器用さなど体を動かすことにかかわるエリア
⑤聴覚系脳番地・・・言葉の聞き取りなど耳で聞くことにかかわるエリア
⑥視覚系脳番地・・・目で見ることにかかわるエリア
⑦理解系脳番地・・・物事や言葉を理解するのにかかわるエリア
⑧記憶系脳番地・・・覚えたり思い出したりする記憶にかかわるエリア

①から④は前頭葉にあり、アウトプットにかかわる
⑤から⑧は頭の後ろ側と側面にあり、インプットにかかわる
②の感情系脳番地はアウトプットとインプットの両方にかかわっている

脳番地全てが機能し連携することで外部から入ってきた情報を取り入れ、それらを処理して加工し外へと表現していく事が可能になる。

・脳番長の成長

赤ちゃんの成長を促しているのは時間の経過ではなく「刺激」である。
細胞があり、外側からそこに音の刺激が入るのでそこの脳が化学反応を起こして発達していく
いろいろと手足を動かしている間に前頭葉(思考系、感情系、伝達系、運動系)が鍛えられて、次第に体をまんべんなく使えるようになる。
つまり、手を使う事によって使える脳の領域を広げている。

・脳の枝ぶり

大脳にある脳番地は神経細胞の集まる「皮質」と、神経線維の集まる「白質」で構成されている。
白質が太く成長すると周りの皮質が押し広げられ表面積が広がり神経細胞が成長し、脳の覚醒に繋がる。
白質の成長を促すのが「経験」である。
自分自身の経験そのものが栄養となり脳に届き発達を促進していく。

・休眠中の脳番地

不得意であると思う脳番地を積極j的に使うように意識するだけで枝は伸びる。
不得意なことをすることは気が進まないがこの「嫌だな」とか「面倒だな」という感覚こそ、脳が新たな成長を遂げている。

>>>>>次章、最終章へ続く

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