La moglie coreana (3)
La moglie coreana / Min Jin Lee (traduzione di Federica Merani, Piemme, 2018, 593ページ)、今日は184ページまでで第1章が終わったところ。Sunjaが子どもを出産し、Noaと名付けたところまで。
Sunjaと夫のIsakは、Isakの兄の住む大阪にやってきます。Isakの兄はYosebという名前で、このファミリーはみんな聖書にちなんだ名前を持っています。YosebにはKyungheeという奥さんがいて、二人には子どもはいません。大阪猪飼野の小さな家で、四人の共同生活が始まります。Yosebは、今で言うと古いタイプの男性像を引きずっている感じ。女性には家のことをしっかりやっていて欲しいし、外で仕事なんてして欲しくない。女性は男性が守るべき存在だって思っています。でもKyungheeは商売をしたいという夢を持っていて、夫には語れない夢を韓国からやってきたばかりの義理の妹には打ち明けます。血のつながりのない女性二人の関係は良好です。
Yosebは弟に、日本での暮らしの「いろは」を教えます。とにかく、誰も信用してはいけない。韓国人にも仲間を売る人はいるし、教会にだってスパイはいて、活動家はみんな捕まえられてしまうと。
この比喩表現、よくある言い方なのかな?「活動家は、愚かな樹木に成った熟れた果実のように一個ずつ片っ端からとっ捕まえられるんだ」。言いたいこと、わかるような、わからないような・・・。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?