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時空203378における知的同位体のとある一日

今日は雨なので、外に出るのも億劫だ。なので、別時空にいる私の生活をのぞき見してみる。
今回行く時空は、203378。この世界よりだいぶ離れているが、どんな暮らしをしてるんだろう。雨降ってないといいな~。

覗くぞ!




ん?なんか視界が濁ってる・・・なんだこれ?
・水の中やここ。
・ぷにぷにの半透明のビルがたくさん浮いてる。きれーい
私どこにいるかなー。
あ、あの水色のビルの一室っぽい。
見てみるか。
・え~・・・・
・天井に根を張って過ごしとるー。
・私より自堕落なんだけど。
・ていうか観葉植物が動いとる。私に餌やっとる。
・何食べてるん?私。おいしいんか?
あ、私の口から零れた餌が天井に張り付いた。なんで?
というか部屋のもの全部天井に張り付いてる。変な暮らししてるなー。

私、しばらくゲームしてヘッドフォンして音楽聞き始めたぞ。
動かなくなった。
なんか皮膚が硬化してきてないか?

ピ・ピ・ピーーーー・・・・

外からすごい音のアラーム鳴り始めた。
なになに?何がおこー





いやー、面白い時空だった~!
水中だと思ってたらビル群が落下してるだけだったとはね!
地面に衝突した後も私は無事だったっぽいけど、ぷよぷよのビルは一度散らばったあと、集合してまたそれぞれビルの形になってた。
ひと段落したら地面がひっくり返ってまた落ち始めた。
そうやって過ごしていく時空なんだな~
別時空の私をのぞき見してたら雨もやんだし、行くか、散歩!
次はどこを覗こうかな~。るんるん

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