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【時事】首相、欧米訪問終え帰国 防衛費巡る増税「説明を徹底」

■参考記事
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA141Z50U3A110C2000000/

■サマリー
・岸田首相は15日、米国など5カ国への訪問を終え帰国。
・5月に広島市で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)に向け加盟国首脳と意見を擦り合わせた。
・14日にワシントンで開いた内外記者会見で防衛費の重要性を指摘。
 「毎年4兆円ほどの安定した財源が確保されなければいけない」と言明。
・23日召集の通常国会に触れ「野党との活発な国会論戦を通じ、国民への説明を徹底していきたい」と語る。立憲民主党などの野党は防衛増税に反対。
・米国が協調を呼びかけている中国への先端半導体の輸出規制にも言及。
・広島サミットへ向けグローバルサウス(南半球を中心とする途上国)との連携を力説。「中南米諸国は食料やエネルギー、鉱物資源の重要な供給源だ。世界の注目が集まっている」と提起。

■深堀&思考
▼G7サミット(主要国首脳会議)について
・仏、米、英、独、日、伊、加(議長国順)の7か国が参加する国際会議。
・世界経済、地域情勢、地球規模課題について、意見交換を行う場。
・1970年代に入り、ニクソン・ショックや第1次石油危機などの諸問題に直面した先進国の間で、マクロ経済、通貨、貿易、エネルギーなどに対する政策協調について、首脳レベルで総合的に議論する場が必要であるとの認識が生まれ、ジスカール・デスタン仏大統領の提案により、1975年に第1回サミットが開催。
・1998年以降にロシアも参加しG8になったが、2014年3月のロシアによるウクライナの主権と領土の侵害を受け、ロシアのG8への参加を停止することが決定。
・各国が持ち回りで議長国を務めており、日本での開催は2023年で7回目。5月19日から21日に広島にて実施。
▼防衛費増額について
・ロシアによるウクライナ侵攻や台湾をめぐる緊張の高まり
 北朝鮮による記録的な頻度でのミサイル発射などが要因。
・世論調査では、防衛費をGDP比2%以上にすることに対して55%が賛成し、反対は33%。
https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00876/
▼中国への先端半導体の輸出規制について
・米国の技術が中国の軍事力増強に転用されるのを防ぐため。
・現在、製造プロセスの全工程を手掛けようとする国はないが、
 半導体供給網の中で最も重要な分野は米国が握っている。
https://jp.wsj.com/articles/how-u-s-uses-supply-chain-sway-to-throttle-chinas-chip-development-11666578030

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