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読書記録「熟睡者」

「熟睡者」を読んでみた

なぜ、睡眠の本を読んだのか(購入したのか)。
冬の間、朝の目覚めが良くなかったので睡眠の質を改善したいと思い読んでみました。

要約

テーマ別で内容紹介

「脳スッキリ」

・脳の「ゴミ」は寝て排出される
・日中に雨のように降りかかった情報を整理する時間を必要とする
・余分な情報のゴミは捨てなければならない
→きたるべき新しい情報のために、脳に空きスペースを確保する必要がある。
・睡眠中に脳内では清掃プロセスが遂行され、廃棄物が大量に搬出される

睡眠を十分にとらないと、重要な神経細胞のつながりが損なわれ、記憶障害や最悪の場合は認知症の発症を引き起こしかねない

「知識が記憶定着」

・眠ったほうが知識が残る
・睡眠中に脳に「空きスペース」ができる
・長期記憶の構築にはノンレム睡眠時の脳波が非常に重要
・「何度もやったこと」を脳は優先して覚える

新たに習得した知識が「将来に有益かどうか」という点も、睡眠中に遂行される。

「体重減」

・「体型」は目を閉じている間に変わる
・人体は「出す」より「溜める」性質がある
・よく眠れなかった夜はいつもよりエネルギー消費量が多い(寝てないから)
→エネルギーは消費するより蓄えるように設計されている(眠れなかったエネルギー消費の多い夜に備えてしまう)
→体を動かしてもすぐに疲れを感じるので、自然に運動量が減る仕組み
・寝不足だと大きいものが食べたくなる

慢性的な睡眠不足による体重増加の原因は、以上のよう
・食事誘発性熟産生産の低下
・身体活動の低下

を招く。

「ストレスに強くなる」

・睡眠不足は、実行機能(感情や思考、行動をコントロールする精神機能。認知制御とも呼ばれる)が損なわれる
・眠って「感情脳」を整える

レム睡眠(夢を多く見る睡眠ステージ)のおかげで私たちは、自分の感情とうまく付き合い、それによって精神的なバランスを維持する。

総評

睡眠不足によって、脳の働きや勉強効率、運動やストレスなど様々なところに弊害が起きることがよく分かった。逆に良質な睡眠を取れば、様々なことに良い効果が出ることも理解できた。

本の内容には、もっと具体的になぜその効果があるのかを科学的な根拠に基づいて書いているので、より詳しく知りたい方は読んでみてください。

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