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転職後に注意した方がいいこと(3)

このシリーズもまだ3回目なのですが今回で最後にしたいと思います。周りに恵まれたのか、それとも自分が慣れるのが早かったのか、そこまで何か大きな苦労はしていないというのもあり、書けることがこれ以上なさそうなので。ただもしかしたら評価期間を一度終えるともう一度書けることはあるかもしれません。

今日は、中途で入社する年齢という問題について書いてみたいと思います。入社することが決まってる時点で面談を通過しているので、年齢のせいで転職できないという問題は通過してるのですが、その馴染めるかどうかというのはまったくの別問題です。というのも、IT系の職場ではよくあるのですが管理者そのものが自分より年下、経験薄い人たちがやっているケースがあります。そういったとことでは、年上の人を受け入れるにあたって、オファーを出すときにも、扱いづらいんじゃないかとか、どうやって管理すればいいんだろうとかそういった議論が出ていることはよくあります。

昨今は仕事・業務において年功序列である必要はないという前提が拡がっていますが、それでもやはり年配者を敬うべきというのは人間社会において刷り込まれているので、どことなく矛盾が出てしまうのは現実なんですよね。いかに短い時間での経験を実力に変えてきたのか?という部分は人によって異なりますし、また管理職に就く能力と、年齢というのは必ずしも比例しない(ある程度は経験からくる学習もあるのでないとは言いません)ので、年下の管理職適性がある人の方が、たとえメンバーが年配でも上手く采配できることもあります。ただ、いくら年下の人に管理職適性があったとしても、年配の人が年齢上というプライドだけでメンバーとして働けないというほうが問題になるんですよね。また、逆に年下の管理者が年齢にビビってうまく管理できないといったケースも存在していると思います。

ここで双方が心に留めたほうがいいことは、仕事での役職の差は年齢とは全く関係ないので役割として割り切って会話に臨みましょうっていうことです。自分は自分より数歳下の役員の人の下に入社した形になりましたが、自分には全く役員とかそういう立場で仕事をしたいとも思っていないのものあり、あくまでも上司として接することにしています。役割だけで考えれば、上司が上司としての仕事をしていないと思えば、改善するようにリクエストすればいいし、自分が部下として仕事ができてないければ直さないといけない。こいつ俺より社会人経験が短いのにっていう精神論を持ち出した瞬間に、もう役割のことをすっかり忘れているんですよね。別に社会人経験が長いから、管理職という役割ができるわけじゃないんです。その役割を全うするの必要なのは、"時間蓄積に伴う経験量"ではなく、経験を求められた役割に変えて発揮すること能力なんですよね。

年齢とポジションの順番が同じくしている部署や職場がかつては多かったのかと思いますが、日本の人口ピラミットが逆三角形であることを考えれば、40歳以上の部下を30歳代の管理者がマネージメントする職場というのは増えてくると思います。別に40歳超えて管理職になってないからと言って使えないとかではなく、専門的な知識と経験を豊富に身につけていれば、管理者にとってポジティブな人材になり得るのです。ただそこに、年上だから立場も上だというプライドさえなければ。もちろん人間なのでプライドを殺すことは観点ではないかもしれません。でも、割り切ることによって職場が円滑でさらに活躍できる場ができると前に向きに考えられたらそれはそれでいい関係が気がつけると思います。管理者が経験不足しててわかってないなと思ったら、管理者がうまく動けるようにアシストしてあげるのも年長者の役割なのかなとも思います。

4度目の転職をしてようやく3ヶ月がすぎました。前職に比べて規模も小さければ、求められてる知識や仕事も異なっていますが、いくつか書いてみた気をつけるべきことを注意しておくことで、比較的スムーズに仕事をこなし始められてるのかなという感じはしています。冒頭に書いた通り、一旦このシリーズは打ち止めにしますが、何かまた気づきがあれば書いてみたいとは思います。

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日々ぼけっと生活してしまっていますが、他の人にもなんらか価値のある情報や自分なりの視点を何か持っているはずと信じてnoteをはじめました。 自己紹介はこちら https://note.mu/t_kis/n/n768f4613e0ef