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海外で働くということ(4): 海外で働いた経験 2/ Work Overseas(4): Experience to work in overseas 2

一年ぐらい空いてしまったのですが、このCovid 19の外出自粛もあり、パソコンの前に座ってられる時間が増えた気がするのでnote再開もかねて書いて見たいと思います。今回は前回の続きで、海外勤務経験を通して、得られたことを書いてみます。

3. 役割に忠実

外資系のなかでも同じかなと思いますが、自分がどのような役割を持っているのか、発生している問題は自分の役割なのかどうかということを皆さん、かなり意識していると思います。

日本の会社、また日本人の間では、上司からの業務指示で漏れているところ、落ちかかっているタスクを見つけてはうまく拾い上げて、業務やプロジェクトを成り立たせることができる人が仕事ができる人として重宝されることが多いと思います。また上司のそれに甘えて、お互いでうまくやっておいて欲しいという曖昧な指示を出していることも多いでしょう。

しかし、外資系であったり、海外籍の人が多い会社では、自分がコミットした仕事を高いパフォーマンス・短い時間で終えること、責任範囲を忠実で行うことでミッションを達成していると主張する人が多い状態です。逆に言えば、漏れそうな部分、抜け落ちている部分は自分のせいではなく、指示をした方の責任と思っているケースが多いですね。

4. キャリアパスについて

日本もこれはだいぶ変わりつつあるのかなと思いつつも、やはり伝統的な大きな企業などは、終身雇用でローテーションしながらジェネラリストを育てていくみたいな風潮がありますが、海外ではまずそんな他人に依存したキャリアを積んでいくというのは結構珍しいようにおもえます。自分にとってメリットのあるチャンスが見出せなければ、他の会社を選択するということを考えるのが当たり前な世界。

マネージメント側からすれば、日本の伝統的な大企業だと、本人が望んでない仕事や配属を行っても、辞められることを前提としませんが、海外の企業で有れば、マネージメント側の意思でというよりは本人の意思が第一で、いかに自分のチームが抱えるミッションと部下の希望のバランスをどうやってとるのかを常に考えているという感じでしょうか。もちろんあまりにも方向性が合わなければ、新たな人を雇う、その人にはほかの職を勧めるみたいなことも必要になってくるところは日本と大きな違いかもしれません。

次回は学生から社会人になるという点で記事を書いてみたいと思います。



日々ぼけっと生活してしまっていますが、他の人にもなんらか価値のある情報や自分なりの視点を何か持っているはずと信じてnoteをはじめました。 自己紹介はこちら https://note.mu/t_kis/n/n768f4613e0ef