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子どもたちへ 遺言のようなもの

この間Hと電話で話していて、母が死んだ時についての希長男Hと電話で話す中で、母の希望は書面にして残しておいてほしいと言われたので
ここに書き残しておきます。

まず、
母が完治の見込みのない病にかかったり、意識がなくなったり、お医者さんから今後どうするか決定を迫られるようなことになったら
痛みを感じるようなことだけを避けてくれたらそれ以外は何もしなくていいです。
痛いのはイヤ!ただただそれだけです。
少しくらい余分に生きていられるより苦痛のない状態でほんわかしてたらいつの間にか死んじゃったわーっていうのが理想です。

さて、そのあとだわね、
死亡時の金額は少ないけど多少の生命保険には加入しています。
母のいなくなったあと猫たち3人と同居人Tが生活していくことができるよう必要なことにまず使ってください。
残念ながらあなた達に残してあげられる財産は何もありません!
母が身に着けていた時計とか あなた達のおじいちゃんからもらった絨毯や食器とか
もし貰ってくれるなら持ち帰ってください。

お葬式やお墓は母はいらないからね。
もしあなた達がやりたいって言うなら止めはしないけど
火葬場で煙になって天に昇っていくのをみんなで見てくれればそれで充分大満足です。

少し前にTのお父様が亡くなられた時のことは話したよね?
Tの兄弟とその配偶者と子ども達だけで亡くなったお父様と一晩を過ごして
お骨は自宅に持ち帰って
お母様が亡くなった時にいっしょに散骨してほしいというお母様の希望なんだって。

母はお葬式って言ったら家族葬があって社葬があってなんだかたくさんの人が集まって家族はわちゃわちゃと大変で悲しんでる余裕なんてないようなイメージしかなかったから Tのおうちの話を聞いたときにとても素敵でうらやましいと思ったの。
あなた達もあなた達なりの母とのお別れをしてくれたら母は満足です。

だってねぇ
母なんて親らしいことなーーんにもしてなくて
それどころかこんな母の元でよくまぁちゃんと大人になってくれたとあなた達には感謝の気持ちしかないよ。
母が生きてきて一番よかったのはあなた達に出会えたことだと思ってます。

母のこどもとして生まれてきてくれてどうもありがとう。
あなた達を母はとても誇りに思ってます。




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