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靴下について

靴下、良いですよね。僕は好き。
とはいえ靴下を買う時って、セレクトショップに行ってしっかり目に接客して頂いたのは良いけど、今は高い服買うタイミングじゃねえなって時に靴下を数足見繕って買って帰る、みたいなパターンが多い。
だから靴下を買うぞ!と心して買う時ってなかなかないし、しっかり調べたこともないので、今回は自分が持っている靴下と新たに調べて気になったものを取り上げていきたいと思う。

値段順に並べた方が親切かと思いますが、とりあえず思いついた順に並べます。やる気が出れば後々並び替える可能性はあります。期待しないでください。
(それぞれ一枚目の写真にリンクを貼り付けているので、タップしたらサイトに飛びます。全て税込表記です。)


・ファミマ リプソックス グレー 429円

このパッキンに入っているところが一番好き

コンビニエンスウェアという名称も相当一般的になってきたのでは?と思う。コンビニエンスウェアはファセッタズムの落合さんがディレクションをするファミマのブランド(と言って構わないはず)として2021年に始まったが、一回は買ったことがあるよという人も多いはず。
私も一時期話題になっていたラインソックスと、スウェットパンツを購入し、どちらも運動用やルームウェアとして愛用中。

コンビニエンスウェアは物のクオリティ云々の前に、ユニクロとGUを足した数の4倍以上の店舗数かつ24時間営業のファミリーマートで服飾品を相当数展開するというのが激ヤバなんですよね。シンプルにこの取り組みを応援していきたいので定期的に買っているところはあります。
なので正直どの靴下でも良かったんですが、今の自分の気分的に履きたいなと思ったのはグレーのリブソックス。
派手な色のスニーカーからドレッシーすぎない革靴まで合わせられるだろうし、底面が鹿の子編みになっているから履き心地や放湿性も高いはず。
リブソックスにしては若干短めな気はするけど、価格とクオリティのバランスを考えるとそんなことを言うのは野暮ってやつですね。

・無印良品 ヤク混 アラン柄靴下 990円

在庫ないです、ごめんなさい

完全に季節はずれ感ありますが次の冬に向けてってことで。
ヤクが20%弱入ったアラン柄のソックス。やけに無印良品のスタッフブログで取り上げられているし、店員さんからの人気が高いってことは良いってことだろうと言う安易な考え。ヤクとそのほかの素材の混率を見ても保温性と強度の両立をうまいこと実現しているんだろうなという感じ。
それでいてアラン柄のホッコリ感を感じられるのはなかなか良いし、グレージュっぽい色味も含めて好きですね〜。
メンズサイズありで素材と編み方がこう言うタイプのソックスなかなか無いし、1,000円以下なのもありがたい。手持ちの靴ならジャコメッティのスリングバック(インスタに投稿済)と合わせたり、一つ前のnoteで紹介したformeの内羽根とも相性良さそう。
来冬マストバイですね。

・【Tabio MEN】 絹×綿パイルバンナーロングホーズ 2,750円 

日本が世界に誇るソックスブランドのtabioから入れないわけには行けないだろうと思ったけど、種類が多すぎて悩みに悩んで選んだのがこちら。

膝下から甲にかけてはシルク、踵から足裏、つま先にかけてはコットンパイルを組み合わせた編みになっていて、この編み方ができる機械が今全世界でtabioにしか無いという。
そんな希少な編み機で贅沢にシルクをメインに作られたソックスでこの値段なら納得感があると言うか、全然安いんだと思う。
tabioの他の靴下を見ると1,000円以下からあるし、もちろんそれらの靴下も全て素晴らしいけれども、本当にtabioでしか手に入らないというところで言えばこの靴下を選びたい。

本当は黒とかが欲しいけど在庫がないらしい。ベージュもすごく良い色だし合わせやすそう。底面がパイル地とはいえ甲がシルクなのでスムーズなライニングのついた革靴と合わせるのが良いだろう。茶のチャッカブーツと合わせて履きたいイメージですね。
tabioで他の商品のおすすめはリブソックスが値段含めて良いですね〜となった。ちなみに窪塚さんが広告を務めている商品でもある。そっちの方が個人的に買いそうだなと思っています。

・cfcl garter rib sox 3,300円

どの色もいいけどこれが一番好み

CFCLのソックスは一足持っていて、ベージュと黒の組み合わせで結構よく履きます。横に広がるガーター編みと縮むリブ編みを交互に組み合わせた独特な形が面白いし、履くと案外馴染むので値段含めてCFCLでは買いやすいアイテムなのでは。

こういう初めて見た時に何これ!!!ってなるアイテムって良いですよね。高揚感を運んでくれるアイテムはいつだって好きです。
個人的にはテーパードの効いた短めのパンツと合わせるとピエロ感が出て楽しいから良くやります。あとこの靴下脚細く見える気がします。

・Corgi MERCERISED COTTON SOCKS 4,950円

コットンでこの発色の良さが良いですよね
サーモンピンクっぽいこの色が気分かも

ウェールズで130年ほど前から続いているソックス(ニット)メーカーのコーギーは、英国王室からロイヤルワラント(王室御用達認定証)を与えられるほどのファクトリーで、日本のセレクトショップでも取り扱いが多い。
私自身よく行くセレクトショップにcorgiのソックスが置いてあるので、前置きで書いたように高い服を買うタイミングじゃなければ大体このソックスを買うことが多い。
こんな意味わからない値段の靴下誰が買うのかって思っている人もいると思いますが、こういう人が買います。

そんな理由で買っているcorgiのソックスではあるけど、クオリティの面でも相当良いと思う。締め付けの少ないリブソックスでシルクのような光沢感も兼ね備えているから、革靴との相性も非常に良くて大体革靴履く時にはcorgiの靴下履いている気がする。締め付けが緩い分ズリ下がってもくるけど、それが魅力の一つでもある(と捉えないと行けないみたいな風潮もあります)。

・ BEAMS F コットン アーガイルソックス 2,200円

ほぼ同色で組まれたアーガイルソックス、”良い”
白、あまりにも白なので柄が迷子

beamsの重鎮、南雲浩二郎氏の別注色として販売されているほぼ同色で組まれたアーガイルソックス。今一番心惹かれているのはこのソックスかもしれない。

この南雲さんの投稿を見れば大体魅力が伝わるはず。アーガイル柄の持つクラシックでおじさまっぽい印象を単色でまとめることによって解消して、幅広い年齢とスタイルを持つ人が履けるものに仕上げているあたりが最高だ。アホなフリして各色5足ずつ買ってしまいたいくらい良い靴下だと思う。

ちなみに南雲さんの本、「OBJECTS balance of differences」は相当名著です。これがセンスってやつか〜と思わされるものばかり出てくる。一読の価値大アリ。

・Organic Cotton Alpaca Yak Argyle Socks 3,630円

この色組み好き〜
この色組も好き〜、yahaeの素材に関するページが面白かったのでこの写真にリンク貼ってます。
ソックスの見え方最高に良い

そろそろ疲れてきたし3,000字を超えそう。これ含め残り3つなので頑張ります。
MADE in JAPANのソックスブランドyahaeは奈良の靴下産業が根付く街で2020年に立ち上げられた。
ソックスはもちろん、アームカバーやレッグウォーマーも販売しているのでそちらもおすすめ。私自身冷え性なので来冬に向けて手に入れたいなと思っている。

今回yahaeの中で取り上げるのはコットン、ヤク、アルパカ、ナイロンの混紡アーガイルソックス。一つ前に挙げた単色のアーガイルが変わり種かつソリッドなものだとしたら、こちらがクオリティを高めた王道といったところだろうか。

単純にかっこいいですよね、これ。柄部分には全てアルパカの糸を使っていたり、つま先がゴロつきの無いリンキング仕様だったり、見た目の良さだけじゃなく履き心地や機能面でも優れた靴下だと思うし、薄すぎず地厚すぎずなので、秋冬だけじゃなく初夏ぐらいに履いてみたいなと思った。
こう言う季節感が外れたものを入れると他のアイテムがシンプルでも適度な違和感を生んでバランスが取れたりする。

・CLASS "CCES22UNI A " - loose socks - 15,400円

一見、柄が付いただけのクソ高いソックスにしか見えない
めちゃくちゃ長い、ヨユーで膝上だし足の付け根まであるらしい
ブログのリンク貼ってます
ルーズソックスってやつですね、大人がちゃんとふざけて作っちゃったやつ

高すぎでしょ!と思った方、安心してください。私も思っているし、これと最後にもう一つ紹介する靴下は完全に嗜好品なので一般的な感覚で語ることは誰も求めていないのです。続けます。

この高くて長い靴下を作っているのは堀切さんのやっているclass、詳しいことは説明が難しいけど、全世界的にみてやべー事やってるブランドだとはハッキリ言える。穴だらけの人工皮革パンツ、ヒョウ柄で裏地水色のコート、革製の12万円する袖(だけ)などなど、知っているものだけでもマッドでアバンギャルドな匂いがプンプンしてくる。

このルーズソックス、スペインでフラメンコの衣装を手がけるメーカーが製造を行っているらしい。
だからそんなに高いのか〜^_^、とはならないし、どう言うこだわり...?ともなるけど、この靴下やばー!とはなるし、男はギャルになりたい願望を隠しながら生きているのでこう言うのが欲しい時期が必ずあります(?)
流石にこんな長いのを履くのは躊躇するところもあるけど、確かに靴下ためて履きて〜とは思う時結構ある。そう言う気持ちを増幅し切ったのがこれだろうし、そう言う振り切りからしか得られない感動もあるから売れるんだろう。実際この靴下もリンクを貼ったショップでは売り切れている。
15,400円の1mあるメンズ用ルーズソックスが売り切れている日本、最高ですよね。

・THE ELDER STATESMAN YOSEMITE カシミヤソックス 44,000円

高い
高い
高い
高い

桁間違ってるとかじゃ無いです。
普通に44,000円します。
西海岸のハッピーなカシミヤニットブランド、エルダーステイツマン。服オタの先達が何故かみんな持っているイメージが強い。カシミヤなのにタイダイとかあるし、ガウンとか全然50万するし、まあでもカシミヤだしLAだし面白いから買うか!みたいなノリなのかなと勝手に思っているし、軽井沢のアウトレット(ロンハーマン)で手に取ったけど、触り心地含め謎の高揚感に包まれたのをよく覚えている。クルーネックのニットで10万ぐらいでしたが。

そんなエルダーステイツマンが出しているリブソックス、エルダーステイツマンのカシミヤウェアの中では一番手に取りやすい(?)のだろう。完全に嗜好品だし、なんでこんな高いのか理解したくない。
だけど欲しい気持ちがちょっと湧くくらいには魅力的に感じてしまうし、話のネタになるから〜ぐらいの感覚で買っている服オタは全然いるだろうなと思ってしまう。
カシミヤを身にまとった時の高揚感はたまらないものがあるし、身体の中でも感覚の鋭い脚先にカシミヤをまとえるのは魅力的に感じてしまうんだよな...
絶対こんな靴下履いてたら人生楽しい。


まとめ

久々にnote書いてますがやはり楽しいですね。自分の欲しいものや好きなものをただ書いているだけではあるけど、自分が今どんな服が欲しいのか、もっと言えば今の気分や今の考え方をチェックする良い機会になるのでやめられないし定期的に書いていきたい。

次のnoteは6月に控えた推しのドーム公演に向けてスニーカーを買いたい編です。スニーカーを普段あまり履かないし興味もそこまでないので筆が進みませんが頑張って書きます。
では。

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