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国家資格キャリアコンサルタントを独学で取得するまで

第14回の試験を受けた皆様、お疲れ様でした。(まだ実技がありますね)
頑張っている皆さんの様子を見て、自分のときのことを記録しておこうと思いたちました。
自身の記録が、「講座に通わずに独学で国家資格キャリアコンサルタント試験受けられないか」と思う人の一助にでもなれば嬉しいです。

受けた回

第9回(2018年8月)と第10回(2018年11月)です。
第9回では実技だけ合格し、第10回の学科を再受験して合格しました。

なぜ講座に通わず独学で受けたか

2つ大きな理由があります。
 1. 受験資格を満たしていた(人材紹介業務3年以上)
 2. 土曜の日中を使うのは難しかった(子どもが生まれたばかり)

当時、妻は育休中で、ほとんどの育児をやってくれていました。
平日はほぼ戦力になっていない自分が、土曜日に講座に通う、なんてのは出来ませんでした。

勉強期間と教材

2018年5月頃からぼちぼちと準備を始めました。
形から入るタイプなので過去問をDLして、良さそうな教科書たちはとりあえずどんどん買いました。

初期段階で買った本

『キャリアコンサルティング 理論と実際』(木村周 著)
『キャリアカウンセリング』(宮城まり子 著)
『キャリアの心理学』(渡辺三枝子 著)

他にはJIL資料ともちろん「みん合」でしたね。みん合には本当にお世話になりました。原田さん本当にありがとうございます。

教科書類が揃ったところで勉強計画を立てました。

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受験日から逆算して、この日までに過去問を何回解く、みたいなやつです。
まあ、計画は計画通りには行かないものなのですが、とりあえず立てないと何も出来ないタイプなので。
2回目の学科は特に計画立てず、理解が不足している理論と、各種データ(完全失業率とか)のカバーと、JIL資料の熟読を中心にやっていました。

どう勉強したか

自分がやってみた勉強法
・過去問を解く前に基礎知識をつけるべく本を読む
・教科書と資料、データに目を通したら過去問にトライ
・まったく解けなくて絶望に打ちひしがれる
・解答を見つつ、教科書の該当部分を復習

勉強開始直後は、あんまり楽しくなかったので反省をふまえて、これから独学する人には以下をオススメしたいです。

自分の経験を踏まえてオススメの方法
・過去問を予備知識ゼロでいきなり解く
・みん合の解答解説を読んで関連するキーワードを暗記
・暗記したキーワードについてJIL資料で学習
・理論家は『キャリアの心理学』で勉強
・『キャリアカウンセリング』と『キャリアコンサルティング 理論と実際』は辞書的に使う。とくにアセスメントのあたりと、カウンセリング技法のあたり。

独学で陥りやすい罠
・試される機会が少ないので学習したことが定着しているか不安
キャリアアンカーの語呂合わせだけ覚えて、8種類が頭に入らない

合格してから思うこと

子どもが居なかったら講座に通ってたと思います。
専門実践教育訓練給付金もあるし、会社によっては補助してくれるでしょう。
何より、講座の仲間が出来ます。

講座で仲間を作れなかった分、合格してからいろいろなところへ顔を出しましたが、幅広い業界の、幅広い職種の人が受けているなという印象でした。
国家資格キャリアコンサルタントの他に産業カウンセラーや社労士、FPなど別の専門性と掛け合わせて強みを出している人も居ました。

この資格は、取ってからが本番だなあ、と思ったのを覚えています。自分の世界が広がったのと、継続的に学び合えるコミュニティにも入れたので、とても良かったと思っています。

次回以降のnoteでは、キャリコンの勉強で学んだ理論が、人材紹介の現場でどういう風に活かせるか、という視点で書いていきたいと思います。

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最初の頃の勉強ノート。何もかもが懐かしい。

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