800円でウィッチャーを見ろ

ドラマ版ウィッチャーを見ました。感想としてはおもしれーってことです。

はい、僕は基本的に褒めるコンテンツしか提供しない主義なのでここで取り上げるものはとにかくおもしれーかどうかが基準です。あしからず。

筆者の昨今のブームはウィッチャーというコンテンツ全般です。それは原作に始まりゲーム、グウェント、そしてドラマ版と広がっていきました。

そもそもサイバーパンク2077がおもしろそう→前作のウィッチャー3もやりたい→原作があるらしいから原作から入ろう、の流れで全5巻を読破した僕です。

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グウェントはここまできました。

ドラマ版の話をしましょう。ドラマ版はNetflix専用で製作、配信されており現状これ以外で見る手段はありません。Netflixは最低画質で月額800円となっており、少なくともウィッチャーを見るには800円必要となるわけです。

ただ現在、800円で開始してもその上のランクの画質をお試しできる上に2ヶ月目が無料となっているため敷居は低くなっています。Netflixはアマゾンプライムにはないコンテンツも多数あるので、自分の視聴したいものがあるかどうかで判断しましょう。

ではウィッチャーは? ウィッチャーはNetflixの中で最も再生されたシーズン1ドラマという記録を打ち立てたようです。これはゲーム版からの期待もありますが、ドラマ自体の完成度の高さも間違いなく勝因でしょう。

お話はウィッチャーの序盤も序盤の内容なので初心者が入門するのにもうってつけです。

以下、少しウィッチャーのネタバレを含みますので読む前に800円払って見てきた方がいいです。


ウィッチャーのあらすじを説明するのは難しいです。なにせ時系列は大きく動く上に主要な人物が複雑に絡み合います。

中心にいるのは3人です。怪物殺しの専門家でミュータントのゲラルト、美貌と力の魔女イェネファー、そして秘めたる力を持った運命の子シリ。

3人の人物を中心に、シントラという国がニルフガード帝国に滅ぼされ、ゲラルトとシリが運命的出会いを果たすまでがドラマ版です。

これは日本では未翻訳であるゲラルトの初期短編作が大元となっており、それをいくつか脚色し、生まれ変わらせた内容となっています。これらの物語は、日本でも出ているウィッチャーサーガ(全5巻)の序盤で少しだけ語られるので、原作から入った僕は内容自体は既に知っていました。

ですがそれが映像化されたとなると話は別です。まるで伝承の1ページが目の前で繰り広げられてるかのような、歴史の真実が明かされたかのような爽快感、これがドラマ版の魅力でしょうか。

「ああ、この場面はこんなことになってたのか!」とか「このキャラクターはここで出会ってたのか!」とかetc。

バラバラの時系列は視聴者にはやや不満があったようでシーズン2からは少なめになるそうです。しかし、おそらくシーズン2はウィッチャーサーガが始まるので序盤は時系列は乱れず、やがて様々な場面や人物が入り乱れるようになるんじゃないかと思います。そこまでドラマが続けばの話ですが。

役者に関しては文句なしでしょう。元々ウィッチャーは女性が強い作品です。昨今のポリコレ的な意識をしなくても原作そのままで強い女性がたくさん出てくるのはいいことです。キャランセ女王などは素晴らしい。またダンディリオンことヤスキエル(2000年代に映画化されたときもヤスキエル名義だったので映像化にあたり版権問題があるのかな?)を演じるジョーイ・ベイティは吟遊詩人という役どころを完璧に演じてくれました。また吹き替えである小林親弘氏の歌もばっちりです。というか不死身の杉元と同じ声なのね!!

さらに小林氏は今度はウィッチャー3と同じスタジオの期待作『サイバーパンク2077』で主人公のVを担当ということで、運命的なものを感じます。

うっかり拍手してしまったのはイェネファーが登場するシーンでした。絶世の美女というものが存在するんだなと思い知らされた気分です。

もちろんゲラルト役のヘンリー・カヴィルはその体躯と殺陣のかっこよさが素晴らしく、難しい感情表現が必要とされるゲラルトを演じきってくれました。

ウィッチャーサーガのほうではあまり出てこないモンスターも、短編が大元のドラマ版はなかなかの数が登場します。ウィッチャーの活躍のしどころが見れますね。

Netflixはやや高めに感じますが、ウィッチャーを見るだけなら1週間もあれば問題ないでしょう。他にもコンテンツは満載ですし、アマゾンプライムにない作品もあります。

800円あるならウィッチャーを。ウィッチャーにコインを!

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