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あれあれ、Hawaiiで食べるやつ!?「BYRON BAY COFFEE」浜松町

浜松町駅から徒歩数分、小さなビルの一階にお洒落なカフェができた。この辺りでは珍しい、海辺をイメージしたインテリアがちっとも嫌味でない。調べたところ、こちらのカフェBYRON BAY COFFEEは、オーストラリアのコーヒーショップが母体とのこと。海辺の雰囲気を演出するのはお手の物だということだ。

ラテを頼むと、かなり美味しい。コーヒーのコクが感じられて、ラテアートもやりすぎ感がない。何もかも洗練された感じだ。企業ビルの福利厚生などのためにも出店するということだから、こちらはコーヒーショップでもありつつ、BYRON BAY COFFEEブランドを定着させるためのショールームでもあるのだろう。なかなか考えられた戦略だ。もうみんなそんなことは知っているのだろうけれど。

こちらのお店で、特別に食べてみたいものがあった。それがあの「アサイーボウル」である。ハワイ旅行などで一時期流行したやつ。遠目に見ると、チョコレート味のフルーチェみたいだが、一体どんな味がするのか。ずいぶんと遅い初体験だが、さっそくチャレンジである。

アサイーボウルは大と小、二つの大きさで提供される。迷わず大きい方を頼んだ。こういうところは思い切りが良い。

そして、しばらくしてアサイーボウルが私のテーブルに運ばれてきた。大きな白いマグカップ調のスープボウルにたっぷりのアサイー。美しくカットされたバナナとベリー類のコントラストが美しい。その上には押し麦などをシンプルに炒ったグラノーラが振りかけられている。

これは…まさしくハワイで食べるやつ!、だ!

ひさびさに欲しかったおもちゃを買ってもらった子供のような感動を覚えてしまう。旅行雑誌の写真で見る、「あの」アサイーボウルが寸分違わず再現されているのだ。しかしこれはなんという再現率だ。目がくらみそうな勢いだ。そういえば…店員の気だるい雰囲気や壁面に映し出される雑なプロジェクター映像などの店内インテリアもすべて計算ずくなのだろうか。なんてことのないカフェだが、すべてのバランスが良くてぜいたく時間を満喫できて満足度が高い。浜松町のOMOTENASHI OF THE YEAR といっても言い過ぎではない。

アサイーの味って、ほのかなカカオ味、だそうだ。ほのかなのか何なのか、冷え冷えのアサイーの味を確定することはできなかったが、甘さ控えめで食べ応えがあって、食感もよい。おいしゅうございました。

有楽町辺りで1000円超えのかき氷を食べるのならば、数駅先の浜松町でアサイーボウルを食べたほうが良いのではなかろうか。8月も終盤に入って残暑厳しい毎日ですが、どうぞご自愛いただきたいと思います。

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