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PANAMAMANのお蔵出し~浜松町・田町↔新橋編・有楽町編

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都内の食べ歩きなどなど、趣くままに書き留めています。
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2020年6月の記事一覧

タルタルチキンで「ときめき弁当」浜松町

浜松町駅から数分の場所に、大きな高級高層マンションが建設され、地元民が口を揃えて言うところの、「都内最大の再開発失敗地域」との呼び声が高かった浜松町の街並みが少し変わった(もちろんいい方向で)。薄暗い浜松町北口の近隣、昔からあるいくつかの通りに、それなりにちゃんとした飲食店が入居するようになってきた。一昔前、浜松町の雑居ビルなど、上階にはビルオーナーが経営するマージャン店や、うさん臭さの残る「〇〇診療所」などが入居していて、とてもじゃないけど港区の感じはなかった。時が移ろうの

ソフトクリーム放浪記「北海道どさんこプラザ」「むらからまちから館」有楽町

有楽町駅近隣、特に駅前の東京交通会館を中心として、自治体のアンテナショップが集中している。休日などには、東京交通会館の前にマルシェが出て野菜や果物を売っているほか、大きな書店もあるので、散歩がてらにぶらぶらするのに最適だ。 自治体アンテナショップの雄、といえば北海道どさんこプラザ。こちらのお惣菜やチーズや、さまざまな食料品は飛ぶように売れていく。私など、米と納豆と牛乳はできるだけこちらで購入するようにしている。米など、おそらく間違いなく北海道産と思うので、安心とおいしさの二

なにこれやわらかい「正泰苑」 芝大門

焼き肉店に初めて行ったのはいつ頃ですか?おそらく、多くの人たちは子供のころ、家族と連れ立って行ったのがはじめてではないか。私がはじめて焼き肉店らしい焼き肉店に行ったのは、二十代半ばだった。何故かわからないが一族そろって「焼肉屋に行く」ということがなかったのだ。 以来、おなじみの焼き肉チェーン店などで経験を重ねていく。ねぎタン塩の焼き方だとか、ニンニクをホイルに入れて油と「ぐずぐずするやつ」だとか、チョレギサラダだとか。ひととおりの日本の焼き肉店の作法を「にわか」で習得するこ

サラリーマンでなくとも「ビーフン東」新橋

美味しいビーフンの店、と言われると、なんだか砂漠に浮かぶ蜃気楼のような、解答のない現代アートのような話に聞こえる。誰がそんな店を望むのだろうか。そんなものを望むのは、瓶ビールで一杯飲みたい会社員くらいのものだ。 そして、ビーフン東に夕刻出かけると、店内の9割9分がサラリーマンと、サラリーマンだったらしい人たちで埋め尽くされている。ここのビーフンは本当に瓶ビールに合うのだ。 ビーフン東は、新橋駅直結の駅ビル2階、結構な広さのスペースで営業中だ。サラリーマンの街新橋、というと