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PANAMAMANのお蔵出し~本郷・茗荷谷編

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都内の食べ歩きなどなど、徒然なるままに書き留めています。
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#本郷三丁目

ネルドリップエグゼクティブ「TISE(タイズ)」本郷三丁目

タイズはコーヒーの店だ。間口は三メートルもないのではないか。本郷三丁目駅から春日通りを東に進む。本富士警察署を通り越してしばらく行ったところにあるのだが、注意していないと見過ごしてしまう、そんな外観だ。 知る人ぞ知るネルドリップコーヒーの店として、開店後、瞬く間に人気店に。店の影響か否かはわからないが、タイズの周辺では本格的なコーヒーショップやタピオカドリンクの店も進出してきた。 思わぬところで街の経済が動く東京では、ある種の、何かに選ばれたとしか言いようのない「お店」の

いいんだョ、グリーンだョ「搾り屋 935」本郷

つい先日まで搾り屋吉ゑ門と名乗っていた、本郷三丁目駅から水道橋方面に歩いて5分くらいのマンションの一階。人気の、知る人ぞ知るフレッシュジュースの店だ。 都内のフレッシュジュース店では、ここ数年、コールドプレスジュースが時流を牽引した。ゆっくりと時間をかけて、野菜を絞るという、あれ。昨年のことになるが、ヴィーガン界の某有名インスタグラマーが、本格的なコールドプレスジューサーを披露してくれて、ようやくその全貌を理解できた。人参や小松菜やデーツをゆっくりと低速ですり潰す機械にかけ

ラビオリむかし語り「(La Fabbrica Della Pasta) Quel」(クエル)本郷三丁目

本郷三丁目から水道橋方面へ大通りを歩いていく。順天堂とか、医科歯科の方向だ。壱岐坂通りの手前に、おしゃれな外観のレストラン。「クエル」というそうだ。もちろん、たべられます。どちらかというとたくさん食べる方です。 本郷三丁目付近のレストラン、飲食店の中でも、かなり新しい部類の…成功店に入るだろう。最近、壱岐坂の近くにおしゃれなお店ができたなあ、なんてのんきに構えていたら、あれよあれよという間にランチどきは満員御礼。運が悪ければ、12時半までに座ることが難しい、かなりの人気店と

お店の味をご自宅で「天鴻餃子房」本郷

本郷三丁目駅から東大に向かって歩いていくと、黄色い餃子店の看板に目が釘付けになる。これ、絶対美味しいやつですよねと言わんばかりの立て看板。ビルの階段を上ったところに入り口がある。テレビでも紹介されたということですが、テレビに出ていなくても間違いなく街の人気店だ。 こちらの名物と言えば、なんといっても黒豚餃子。普通の餃子よりもずっとずっと大きい。かりっと美しく色づいた焼餃子がうれしい。肉の餡自体は薄味なので、自分で酢やラー油を調合してたれを多めに作るのがコツ。大学近隣の餃子店

盛りとランチと酒と「Abats.(アバ)」本郷三丁目

本郷三丁目駅から、ぼんやり、りそな銀行まで出て、壱岐坂通りという、ぼんやりと商店街の様相をした道路を、東洋大学に向けて歩く。順天堂や東京医科歯科の病院関係者などもランチにやってきているのか、それでも昼時にはまずまずの人通りである。 商店街の外れに、おしゃれな雰囲気のオーニングを出したレストランが見えてくる。 Abats.(アバ)は、ハム、ソーセージ、パテ、テリーヌなどシャルトルキュリーと呼ばれる食肉加工品を得意とするフレンチとビストロの間くらいのレストランだ。 一時期は、

本郷ほっこりきちんとご飯「松竹堂カフェ」

本郷三丁目駅から東大に向かって歩く。赤門とは別に、春日門という小さな門をご存じだろうか。その近く、本富士警察署の向かいあたりに、小さな、かわいらしいカフェがある。 「松竹堂カフェ」、東大学生生協食堂からの救済を求めて、多くの人々が昼飯に訪れる。確か、お店では店外に行列を作ることはお断りだった(気がする)。 よって、ねらい目は夜ご飯。ぜひ、このカフェを訪れてはいかがだろうか。大根サラダ、小さな総菜三種(ランチより種類が多い)、メインディッシュ(たいていマッシュポテト添え)が