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PANAMAMANのお蔵出し~本郷・茗荷谷編

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都内の食べ歩きなどなど、徒然なるままに書き留めています。
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#茗荷谷

桜並木の穴場ランチスポット「食彩酒席 ビカヴォ」茗荷谷

茗荷谷駅から、教育の森公園までの途中に、桜並木が美しい小さな公園がある。概ね周辺の土地の大部分は区の駐輪場になっており、のんびりゆったりして、いい感じの「空地」風。ほっこりお散歩するのに最高な場所だ。この通り沿いにビカヴォはある。 ビカヴォはこの界隈では気軽に行くことのできる居酒屋である。縦に長い店舗だが、店奥にはまとまった人数が入ることのできるスペースもある。近隣の忘年会や新年会を一手に引き受けることのできる十分なポテンシャル。チェーン店でもないのに駅近で便利この上ない。

画になるとろろなっとう「信濃路」茗荷谷

インスタグラムをしていますか。ひと時に比べると、めっきりスマホで食べ物を撮ることも減ったように思う。ブームが一難去ったという感じだ。そういえば「映える」という言葉も使われなくなった。もう、インスタ映えのために飲食店で注文するなんて、かっこ悪いことになったのかもしれない。ほっとしますね。 美味しいものにかぎって、スマホをかざすのを忘れる、また、お店の人に嫌われたくないから撮影を控える…ゆえに、どうでもいい写真が増える…というデフレスパイラル。クラウドの中にはどうでもいい写真が

オレンジとチョコとアウトレット的ななにか「デカダンス ドュ ショコラ」茗荷谷店

チョコに目がない。夏でも冬でも、できるだけ冷やしてバリバリするくらいの奴をかみ砕くのが好きだ。最近のお菓子メーカーのチョコはハイクオリティ。中途半端な海外のチョコなど、砂糖が多すぎてカカオの香りを愉しめなかったり、油分が多すぎて胃もたれしたり…。ハイクオリティに慣れすぎてしまうのも舌が肥えすぎて大変だ。そして、こんなにおいしくて手軽に買えるお値段の日本菓子メーカーのチョコと張り合わねばならないのだから、チョコレート専門店なんていうのは何とも因果な商売だ。大変に違いない。 チ

出会い・伝説・牛丼・納豆、「丼太郎」 茗荷谷

丼太郎というと、いろいろな意味で、伝説的な茗荷谷の牛丼店だ。 ご存じのない方に、概要だけご説明すると、80年代から90年代、つまり日本のバブル時代、その真っただ中に「牛丼太郎」という東京の牛丼店が、吉野家や松屋に追いつけ追い越せとばかりに店舗を急拡大した。本社は文京区。一時期は関東一円に店舗展開するまでに至ったが、結局バブルは崩壊。牛丼太郎もその影響を免れず、急拡大がかえって仇となり、営業を終了するに至った。しかし、当時の若い店員(たしか、拓殖大学のアルバイト店員等が中心)

ずっしり手作りの重み「Pan屋K’eat」茗荷谷

某有名チェーンのパン屋、駅ビルなどに出店し、店内で焼きたてパンを提供する、「あそこ」でバゲットや食パンを購入すると、確かにうまい。いい小麦を使って、きちんと手順を守って製造されていると思われる。 そして、いくつかの街のパン屋で、評判のものを購入しようとすると、なんとなく昔風のコッペパンだとか、オイリーな総菜パンだとかそれでも嬉しいラインアップが目白押し。高級パンと、街のパン屋さんは上手に共存して我々を楽しませてせてくれる。しかし、今回ご紹介するパン屋は、そうしたパン屋の「成