役者を集めてマダミスがしたい話

色々書き進めてみてはボツになったnoteが溜まってます。いつか供養したい。
どうも、後関貴大です。
これがおそらく新年一発目の投稿(多分)。
今年もよろしくお願いします。

みなさん、マーダーミステリー、通称マダミスというゲームをご存知でしょうか?
初めて聞いたという方も多いと思うので、超絶簡単に説明します。

マーダーミステリーとは?

マーダーミステリー(英語:Murder mystery game)はパーティーゲームの一種である。通常、ゲーム開始以前に起きた架空の殺人事件に対し、パーティーのゲストの1人が秘密裏に犯人の役割を受け持ち、他のゲストは誰が犯人であるかを推理する形式のゲームだが、犯人プレイヤーが他のプレーヤーを次々に「殺す」振りをして行くものなどもあり、形式にはある程度の幅がある。

Wikipediaより

……さも「自分が説明します」みたいな雰囲気出したのにいきなりコピペですみません。
もう少し噛み砕いた表現をするなら、

『一度きりしか出来ない、推理小説の登場人物になりきる人狼形式のゲーム』

といったところでしょうか。
各プレイヤーがキャラクターの設定を与えられ、その役割をこなしながらプレイヤーの中に潜んだ犯人を探していく、といったゲームです。
わかる人には「TRPG+人狼 ÷ 2」みたいなイメージかも。

ここ近年で日本のテーブルゲーム界隈でも名が知られてきたゲームです(都内に沢山のシナリオを置いているマダミス専門店があるらしいので、情勢落ち着いたら行ってみたいなぁ)。

僕も去年の春頃初めて遊んだんですが、これがまあ楽しくて。
何回かプレイヤーで参加してみて、個人的に面白かった点をいくつか挙げてみます。

①熟練度があまり関係ない

僕は元々人狼が好きで、オンラインで人狼を一緒にやる友人もいたりするんですが、人狼には定石を把握してるかどうかとか、疑われない為の立ち回りの上手さとか、一定のプレイスキルがどうしても求められてきます。
初めてやったとき、何を話していいかわからないまま人狼と疑われてしまい、そのまま吊られてしまった、なんて人もいるんじゃないでしょうか。
そういった点では初心者に厳しいゲームです(慣れてくるとその駆け引きが楽しいんだけどね)。

一方マダミスは、シナリオやキャラクターの設定毎に目的が変わるので、初心者でも楽しめるのが良いポイントだと思います。
犯人を探す以外にもそれぞれ目的がある場合が多く「何をしたらいいかわからない」みたいな状況にはそうそうなりません(推理ゲームなのでそこの得手不得手はあるかもだけど)。

②プレイヤーによって展開が変わる物語性がある

これは一度プレイヤーとして参加したシナリオを、後日ゲームマスター(GM)として他の人にプレイしてもらったときに気付いたことでした。
とある理由で「寿命が残りわずか」という設定のキャラクター(仮にAとします)がいたのですが、そのAのプレイヤーが議論の終わり際、

僕:「それでは、お時間となりましたので投票へ……」
A :「ちょっと待ってください、最後に一つだけ」
僕:「これ以上の延長は認められません」
A :「私の命は残りわずかです。その前に皆さんに伝えたいことがある」
僕:「……かしこまりました。Aさんのみ、3分間推理を発表する権利を与えます」
A :「ありがとうございます。皆さん、私の考えを聞いてください」

〜推理を展開するA〜

A :「つまり、犯人はこの人以外考えられない!」
僕:「(え、すご、当たってる)」
A :「私はまもなく命尽きてしまいます。皆さん、あとは頼みましたよ……」

みたいなことがありまして。
僕がプレイヤーで参加したときは、Aを演じたプレイヤーは最後まで「んー、犯人全然わかんないw」みたいな感じでその生涯を終えていったので、結構衝撃的でした。
役割と背景がそれぞれのキャラクターにあって、更にそのとき参加した人によって全く違う物語になっていくのが面白い点だと思います。

※ちなみに、マダミスはゲームの性質上ネタバレ禁止が大原則です。上のやり取りは実際のものを虚実ないまぜにして脚色しています。
ミステリーの全容を知ってしまった状態で、キャラクターは生きることは出来ません。なので最初に説明した通り、プレイヤーとしての参加は一つのシナリオに「一度きりしか出来ない」のです。

③役になりきる楽しさ

上のやり取りでなんとなくわかるように、プレイヤーはプレイヤーとしてでなく、物語の登場人物を演じながらゲームを進めていきます。多分ここが人狼ゲームと大きく異なる一番のポイント。
舞台背景とキャラクターの設定だけ与えられて、あとはその場にいる参加者でセッションを行う。
さながら、即興劇のようです。

そう、即興劇のよう。


さて、ようやく本題。
何回かマダミスをプレイして僕は思いました。

「これ、役者だけを集めてやったらめちゃくちゃ面白いのでは??」

と、いうわけで、

僕がGMやるので誰か一緒にやりませんか〜〜〜???

という前置きの長すぎる仲間募集、兼、タイトル回収です。
勿論役者以外の方も大歓迎なんですが、僕の交友関係上どうしても役者の知り合いが多くなってくるので、とりあえずまずは知り合いの役者さんと一緒にやってみたいなって思うわけなのでした。
ここまで読んでちょっと面白そうじゃん、って思った役者の方、後関まで連絡ください。マジで。最低4人集まればGMやります。


……で、こっからは最近の情勢を受けての個人的な野望の話。
その役者だけのマダミスをオンラインで配信出来ないかなぁー、と密かに目論んでいます。
YouTubeとかを見てみると、既に役者の方でマダミスの配信をされている方もいらっしゃったりするのでn番煎じではあるんですが、また緊急事態宣言が発令された現在、オンラインで何か出来ることはないかなぁとモヤモヤ考えているのです。

前回と違って、劇場や他の施設が閉じている、という訳ではないですが、僕の周りでは公演中止や延期を断腸の思いで決断した人々や、公演形式を変えた人々がいたりと、作る側は依然として向かい風な現状だと思っています。
観る側も、劇場まで足を運ぶのが正直怖い、という方もいらっしゃるかと思います(今現在、劇場で公演を行っている、行う予定の諸団体の方々を貶める意図は一切ありません。様々な形態があって然るべきだと思っています)。
そういった劇場に集まることが難しい人達に向けて「演劇」を僕なりのアプローチで届けることは出来ないだろうか、と考えた結果の一つです。
色々ご意見はあると思いますが、ひとまず、今、僕がやってみたいことです。

まあ、いざやるってなると問題山積みなんですけどね。
・配信環境を整えないといけない
・配信形態はどうするか
・観ている人が楽しむ工夫を考えなくちゃいけない(ここまで書き忘れてたけど2時間とか平気でかかるから観てるだけだとダレたら飽きそう)
・そもそも参加してくれる人いるのか?
etc. etc.

その辺のことも、配信等に詳しい方がいたらご助言いただきたいです……。
もし、準備が整ったらまたnote書きます。
整わなくてもクローズドでいいからマダミスはやりたい。

とりあえず誰か一緒にやろうよー。
これが一番の本音です。ではでは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?