見出し画像

『移動』という行為は、ただ座っているだけでも意外と疲労度が高く、知らずうちに体力・気力を消耗しているもの。それこそ若い時分は感じたことが無かったけれど、だんだん歳を重ねてくると、例えスペースの広い席でノビノビ座っていても、フルフラットのシートで寝転がっていても、自分で移動している限り、ある程度の距離を超えた移動はしんどいのが事実。

行き帰りの移動で被るダメージを踏まえ、旅に出た結果が疲れただけにならないためには、私の場合、1泊旅なら近場に限ります。2泊の場合は、現地で丸っと過ごせるのが中1日なので、旅の後の疲労感を一番強く感じるかもしれません。そのため近場がベストな訳ですが、長距離であれば直行(最寄りのターミナル駅/空港から目的地のターミナル駅/空港まで)で行ける場所を選びたいところ。理想的なのは、国内であっても3泊出来る日程。私の体力&気力にはこれが丁度良いリズムでしっくり来ますかね~?年々そうなっているかも。ただし、例え3泊であっても、旅先での予定を詰め込み過ぎるのはNGですが。

海外の場合は特に、時差もあるので尚更短期の旅程はツライ。片道6時間以上の中距離なら最低中3日は欲しいところ、4泊以上が理想的です。以前、仕事関連でオーストラリア1泊4日(現地1泊+機内2泊)を強行して失敗したことがあるもので。公私ともに立て込んでいた時期だったことと、オーストラリアは日本と時差がほぼ無いので大丈夫だろうと弾丸出張にしたのですが、帰国後リカバリーに何日も掛かってしまいました。日常生活へのスムーズな復帰を考えたら、現地ステイを長くした方が正解だったと、非常に反省した訳です。アジア圏であっても意外と遠いシンガポールも、3泊はしたい場所。20代30代は週末旅2泊で行ったりもしましたが、流石に50代の身には厳しい。

ホテル同様のベッドで寝ている間に勝手に移動が出来てしまうという、寝台列車や船旅がシニア層に人気の理由が良く理解できるようになったこの頃です。先日のMr. HojoのILTMレポートでありましたが、SDGsな旅の人気が高まっている欧州では、廃止となった寝台車路線が復活したり、長距離列車の旅がじわじわ来ている様ですよ。オリエント急行での旅、いつかはTravellinGorgeous®でもぜひ体験したいですね!

おとな女子が本気で楽しめる旅:TravellinGorgeousのため、リサーチ&実体験を元にYouTube連動で活きた情報をお届けしていきます。2022年からはツアー催行します。ご支援頂けましたら嬉しいです。また、取材にご協力頂けるホテル/宿、観光業の皆様、ぜひご連絡ください!