おとな女子こそ VISIT:ドイツ
スイスと同じく、『訪れるのは60過ぎてからで良いかな』と思っていたのがドイツ。40歳を過ぎてから仕事で訪れることになろうとは、夢にも思っていませんでした。それも、2週間の滞在を半年毎に3年連続で。仕事で行ったものの、自由時間はそれなりにあるため、滞在都市を中心に行ける範囲で出掛けて行き判ったことは、ドイツは旅がしやすい国のひとつであるということ。そして、国土が広いが故に、街によって違いが明白で、大人が歴史や文化を改めて学ぶのに楽しい国であるということ。そうです、おとな女子にうってつけの旅先のひとつだと思います。
これはスイスもそうですが、国民性が日本人に近いものがあるということ。基本的に真面目だし、時間やルールに正確だし。観光客を騙そうとする輩が少ない。ドイツのレストラン等でボラれたという話はあまり聞いたことがないかも。ただ、近年は年々多民族国家になってきているので、大都市ほどその辺りの事情が変わってきていることは事実ですが・・・。
一粒で二度、いやそれ以上に美味しいドイツの楽しみ方。まずは文化の違い。プロテスタント系とカトリック系の人々の違いは、それぞれの街に入った途端、肌で感じることが出来るはず。ちなみに、プロテスタント系の人は、結婚指輪を右手にする人が多いので、うっかり間違ってしまうこともあります。
そして、元々西側だったエリアと、旧東ドイツだったエリアの違い。特にベルリンは限られた地域で両方を鮮明に感じることが出来るので楽しいですよ。街の作り(道路や区画整理の仕方)も違うし。それから、南部のバイエルン地方(ババリア地方)は、民族的にも異なるためか、ドイツ北部の人々とはかなり気質が異なります。ゲルマン系よりのんびりゆっくり大らかさが顕著で、喜怒哀楽が激しいというか、ラテン系に近いかも?
真面目で親切ということでは、旧東ドイツ系の人の方が強いかもしれません。最初、心を開いてもらうために高い壁を乗り越える必要がありますが、一旦仲良くなって彼らのコミュニティに受け入れてもらうと、とにかく良くしてくれます。
旧東ドイツに関することはネガティブな印象を持ちがちですが、旧東ドイツ製品はレトロ可愛いデザインやキッチュな色使い、独特の味わいがあって根強い人気がありますし、最近また人気が再燃している様です。DDR(東ドイツ)の製品だけを集めたショップも、見ていて楽しいですよ。
ショッピングに関しては、どのスーパーマーケットも見ていて飽きません!品揃えが豊富なことはもちろん、PB製品も多く、ばら撒き系のお土産探しに最適!また、ドイツはBIO先進国でもあるため、普通のスーパーで扱っている品々も、BIO製品が基本だったりします。もちろん、BIO専門スーパーもチェーン展開しています。こんな品もビオ?という発見も楽しいですよ。
そして何より、お酒が美味しい!これはおとな女子旅に欠かせない要素のひとつでしょう(お酒が苦手な方には申し訳ない)。ビールは本当に色々な種類が楽しめますし、ノンアルコールビールの種類も多く、しかも美味しい!日本とは造り方が異なるそうで、まず普通のビールを造った後にアルコール分を除去していくため、風味がより普通のビールに近く出来上がるんですって。
もちろん、ワインも美味しい!ドイツはやっぱり白ワインですかね?また、個人的におススメなのが Erdbeerbowle(イチゴのワインカクテル)!イチゴ好きな方、白ワイン好きな方はぜひ!初夏~夏のイチゴの季節には、レストランのメニューにも出ますが、家でも簡単に作れますよ。近々アメブロの方でレシピ(生粋のベルリナーの友人)をご紹介しますので、そちらもぜひご覧ください。
食に関しても問題なし。肉食系の方は一皿のボリュームは驚くほどあるし、ベジタリアン人口も多いので菜食主義の人でも外食に困ることはありません。日本人女性の胃袋であれば、ランチにガッツリ食べたら、夜はビールやワイン&ちょこっとおつまみで十分です。また、名物のザワークラウトは発酵食なので、毎日食べていると(だいたい付け合せで付いてくる)、旅先での腸活も万全!旅に出ると便秘になりがちな私でさえ、ドイツは暖下剤無しで過ごせた土地なのです。
主な都市は道路が広いため地図が読みやすいし、昼間であればどこも治安が良いのでぶらぶら歩けます。鉄道網は発達していて、遅延もありませんし、列車移動はとても便利。片言でも英語を話せる人も多く、言葉の問題も意外とありません。
そうそう、ベルリン新博物館は、古代エジプトのコレクションでは世界4大博物館に数えられるひとつで、3000点以上の品が広大な館内にぎっしり展示されています。かの有名な『ネフェルティティ王妃の胸像』は、ここにあるんです!じっくり見たら、1日掛かりました(足が棒の様になりますが)。エジプト好きな方、考古学好きな方にも、ベルリンはおススメです!ちなみに、新博物館がある博物館島そのものが、世界遺産になっています。
ということで、おとな女子旅向けDestination、ドイツは‟あり”ですよ!おススメです!
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