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おとな女子旅:京都岡崎一点集中弾丸旅!

『せっかくだから、京都へ行っちゃおう!』となったのは、出発日のほんの数日前。自宅マンションが朝9時~午後4時過ぎまで完全断水になるという通知があり(どういうこと?ですよね!)、その日は早朝からどこかへ避難する必要があったのです。初めは、いつか行きたいと思っていた北関東にある動物園を日帰り予定でいたのですが、いやいや、せっかくならTravellinGorgeous®で使える素材が良いのでは?と思い直し、考えること数日。

ひとりでふらっと問題なくブラブラできるほどの土地勘があって、尚且つTravellinGorgeous®で使えそうな場所は…?京都しか思いつかず。独身時代には週末京都を良くやっていたし、パンデミック以前は海外からの友人達のお供で年に2回は行っていたこともあって、神社仏閣を始めとした京都の有名処はほぼ訪問済み、おおよその地理は頭の中に入っているので。

ラッキーにも、某予約サイトのポイントが6000円分も溜まっていることが発覚。ということで、急遽1泊、Door to Door で36時間の弾丸京都を決行。

春休み真っただ中でインバウンド観光客も復活してきており、降り立った京都駅はかなりの混雑。駅前バスターミナルでは、嵐山など人気観光地へのバスを待つ人が、幾重にも連なり並んでいました。間違いなく、1台目には全員乗れないだろうなぁ~という人数。京都でバスを使いこなせると非常に便利ではありますが、地元の皆さんも利用するため各駅停車になりがちですし、中心部は朝も昼も夜も常に渋滞があるし。時間に制限がある観光客なら、目的地の最寄り駅まで、地下鉄など電車を利用する方が絶対的に早い。電車の駅から目的地まで徒歩ではちょっと、という場合は、そこからタクシーが良いんじゃないかなぁと、個人的には思います。京都市内の大抵の駅近にはタクシーいますし、流しも拾いやすいし、アプリのGoも問題なく使えますし。

ということで今回は、昨年の京都漫遊記の際にスケジュールの関係上、泣く泣く諦めた京セラ美術館がある東山区の岡崎エリアに絞ってブラブラ。直ぐ側に東山の山々が連なる岡崎エリアは、平安神宮を中心とした閑静な住宅地。この4~5年で最も再開発&近代化が進み、文化施設が集まる場所となり、最も‟新しい京都”がある街となって、地元京都のお洒落な人たちに人気のお店も沢山できています。Google Mapを穴が開くほど見て、選んで行ってみた場所を、まずはご紹介。TravellinGorgeous®チャンネルVol.72と、4/25リリース予定のVol.73と併せてご覧いただければ幸いです。

京セラ美術館

2020年のリニューアルオープン時よりかなり話題となっているため、混雑を覚悟で行きましたが、朝イチで行ったらなんとなんとガラ空き!ここは午前中に訪れる方が良さそうです(お昼過ぎには結構わらわら混んできました)。スタッフの方も皆さん親切で、いろいろ調べてくれたり教えてくれるのでアラフィフおひとり様の旅人はいたく感動しました。そして美術館らしからぬ、今っぽく可愛い制服。つなぎ?と思ったらスモック風の上着と同素材のサコッシュのセット。『BEAMSなんです』と。この制服着たさに、スタッフを希望する人もいるんじゃないかなぁ?

ちなみに、館内と展示の方は、撮影禁止となっている作品以外は結構自由に撮って良いという太っ腹。GoProも、手持ちの棒を延ばさなければOKとのこと(携帯など自撮り棒使用は✕)。コレクションルームの作品たちはもちろんのこと、建物自体も素晴らしい。見所いっぱいの建築&日本庭園は大人の世界です。間違いなくTravellinGorgeous®世代向け。

ENFUSE

京セラ美術館内にあるカフェレストラン。国内に限らず、美術館博物館など施設内併設のカフェって、あまり美味しさに期待できないし、期待しないで行くものだと思っているのですが、ここはスバラシー!提供しているメニューは、京都の生産者さんとのコラボが中心。岡崎エリアで地元の若者に人気のサルシッチャデリのサルシッチャが、ランチプレートで食べられてラッキー!そして京都醸造のクラフトビールも!こちらは、エントランス横にあるので、美術館に入らずとも利用可能。美術館入り口の‟エントランスリボン”の場所にあるから全面ガラス窓で明るく、気持ち良い空間。出来れば滞在中に再訪したかったほど。私的に、京都を訪れる際はマストの場所になりました。

京都伝統産業ミュージアム(みやこめっせ内)

展示会や見本市の会場となるみやこめっせの地下にある、京都で古くから受け継がれてきた伝統産業74品目を一度に見て学べるお得な場所。製造工程や、素材・道具も丁寧に説明されています。しかも入場無料。併設のショップに並ぶのは、自分用のお土産に欲しくなるちょっと洒落た品々ばかり。ここは京都観光の穴場でしょう。海外からの客人を連れて行くべき場所でもありますね。ガイドブックにもそんなに大きく載っていないから、ホントに穴場だと思います。

京都市動物園

京都へ行ってまでアニマルセラピー?と侮ってはいけません。むしろ行くべき。市営につき入場料がおとな1人750円。この倍でも良いんじゃないかと思うほどの、見応えアリ&満足度の高いZooです。そんなに広くない敷地面積に、結構な動物数がいるし大型動物も多いのですよ。しかも、距離が近い。柵の直ぐ外に立てるので(猛獣ワールドは除く)、カバとかキリンとか、他の動物園ではあまり至近距離で見たことない大型動物たちの生態をつぶさに見ることが出来て、ちょっと感動しました。この近さに動物たちも慣れているせいか、人懐っこいので余計に可愛く感じるという好スパイラル。ちなみに、一番人気はゴリラたち。常に黒山の人だかりでした。ツシマヤマネコなど貴重生物にも会えます。

琵琶湖疎水沿いに建つので(ペンギンやカバのプールには疏水の水が使われているそうです)、東山の山麓を借景に、ちょっとした自然散策気分も楽しめます。また、京都大学と連携しており、動物図書館や展示室では大人も学ぶことが沢山!お子さんの知育施設としてもかなりの高レベルだと思います。京都在住だったら、間違いなく年間パスポート買っちゃうー。

THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel

ポイントが利用できる中から選んだのがコチラのホテル。とにかく立地が岡崎エリア探索にはもってこいで、我ながらGood Job!そして、TravellinGorgeous®が提唱している『ひとり1部屋ホテル』としても条件バッチリ。2022年7月にオープンしたばかりで、全てが新しくキレイなのも◎。

ここ数年、京都にはこちらの様に小学校跡地に建てられたホテルがいくつかオープンしていますが(私が知る限り3軒目?)、学校だった面影を残していてホテルらしからぬ面白さもあります。こちらは中庭があるためロの形をした建物で、エントランスから一番遠い南側の部屋は、長い廊下を延々歩いて行くことになり結構な移動距離。それでも、大通りの三条通り沿い:エントランス側にある部屋よりも、遠いけれど南側にある部屋の方がステイは快適じゃないかと。静寂レベルがかなり違うはず。

今回泊まったスーペリアダブル:バスタブ付き(24平米)は、普通はベッドがあるエリアに設置されているキャビネットや冷蔵庫などの家具類が全て、入口ドア付近に集約された間取り。これは◎◎◎!壁掛けのTVの下に何も無くガランと空いているのです。だから、ベッド回りの使える床スペースが沢山あるし、実際よりも広く感じる効果もあり。この間取り、今後エコノミー~ビジネスタイプのホテルでもどんどん取り入れるべきだと思うのですが、どうでしょう?

こちらの売りは、各部屋にある‟茶箱”。コーヒーや茶葉に加え、オリジナルの茶器ひと揃えが入っています。2種類の茶葉それぞれに適したお湯の温度から抽出時間まで、手順書に沿って本格的に楽しむことが出来ます。備え付けのポットも、お湯の温度を設定して沸かせるタイプのものでしたよ。正しく淹れた日本茶は甘くまろやかな味。

ホテル内のショップは、ご近所にある京都伝統産業ミュージアムによるプロデュースにつき、かなりセンスの良い&尖った品々ばかり。デザイン好きの方は、ホテルで爆買いしてしまう可能性あり。

JR京都駅八条口から無料シャトルバスがあります(1時間1本)。ホテルから駅へ向かうルートでは、祇園四条で途中下車も受け付けてくれるので観光の際にも使えます。また、東急ホテルズの会員になっていると(入会無料)、チェックイン時に自動的にレイトチェックアウトの対象となり(通常11時が13時に)、朝刊無料サービスも受けられます。

実泊レポートとしては、気になった点が2つ。ひとつは、部屋着(パジャマ)のデザイン。上着とズボンそれぞれの裾が2重になっているのですが、加えられている布地がかなり厚手なのでゴワゴワしました。特に上着はお腹辺りにゴワゴワ部分がくるので、寝ていて気になるレベル。この部分、ポケットになっているんですが、パジャマにポケット要りますかね?温泉旅館など、パジャマで館内うろうろする宿であるならポケット付きは便利ですが、こちらのホテルでは要るのかな?

もうひとつは、チェックイン/アウトのピーク時に於けるレセプションのヘルプ体制。順番待ちの人がロビーに溢れるほどになって、やっとバックヤードからヘルプのスタッフが出て来るのでは、ちょっと遅い。私は、チェックイン、チェックアウトともに20分弱待ちました(うち、10分くらいは立ったまま待ち惚け、途中から椅子に案内されました)。オープンして1年経っていないので、まだ上手く回っていないのでしょうか?

そもそも、部屋数に対してレセプション(3席)は少ないし、宿泊ゲストの年齢層がかなり高めなので、ひとりひとりに時間が掛る感じ。丁寧な接客はとても良いのですが、わらわら増える待ち人は列を作って並ぶ訳でもないので、誰が次で誰がその次なのか、ちょっとしたカオス状態に。この時は日本人ばかりだったので、並んでいる人たちの中で『私よりあちらの方が早くから待ってましたよ』的なことになりましたが。

レセプションデスク下に、呼び出しボタン的なものを設置したら良いのでは?(スーパーのレジで導入しているところ多くなってきてますよね)。ロビーに2~3人並んでいるのが目に入ったらボタンを押して、早めにヘルプに出てきてもらう。順番待ちの人のリストアップや、チェックイン手続きの際の諸々説明事項(館内/室内説明や、Wi-Fi接続の仕方など)は、他のスタッフが説明しても良いと思うんですが。どうでしょう?とても良いホテルなだけに、マイナスポイントが勿体ないところです。

おとな女子が本気で楽しめる旅:TravellinGorgeousのため、リサーチ&実体験を元にYouTube連動で活きた情報をお届けしていきます。2022年からはツアー催行します。ご支援頂けましたら嬉しいです。また、取材にご協力頂けるホテル/宿、観光業の皆様、ぜひご連絡ください!