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常勤講師なら私立がオススメ!

教員採用試験の倍率は年々下がってきているとはいえ、人気の自治体の高校教諭の採用倍率は10倍を超えてくる。そのため多くの人が講師として教育現場に出ている。
今回はこれから教員になろうと考えている人や、現在公立の講師をしている人にぜひ読んでほしい。

私立だと1年目もしくは2年目から担任ができる!

私立校の常勤講師の場合学校にもよるが、1年目から担任が持てる場合がある!1年目は難しくても2年目には高い確率で担任が持てる!
これがラッキーと思うか不安だと感じるかは個人によるが、現場で働いている教員から言わせると、教科指導だけだと本当の意味で教員であるとは言えない。

生徒と長い時間つながって、面談などで生徒への理解を深め、保護者対応の最前線に立って、学級経営をして初めて一人前の教員と言える!

その経験は絶対に早いうちにしておいた方がいい!
なぜなら”若さ”は学校現場では新米に与えられる唯一のそして最大のアドバンテージだからだ!
教科指導が多少未熟であったとしても教員は”若い”というだけで生徒は親近感を持ってくれる。

そして若い先生になら自分の本音を話せると言った生徒は意外と多い。そのため面談や生徒指導、進路指導も比較的進めやすいくなる。

年齢を重ねれば重ねるほど、生徒との年齢差は大きくなり次第に心が離れていく。それをカバーしていくのが指導力である!

間違っても貴重な20代に担任を一切せずに過ごすようなことはしないほうがいい。
常勤講師でも担任を持たせてくれる私立校に行き、担任を経験する。そして、生徒に助けられながらも自分の指導力を上げていくべきだと私は思う。

もちろん昨日まで大学生だった新卒の教員が担任をすると、必ずと言っていいほど失敗する。しかし、その失敗も生徒や同僚の先輩教員がカバーしてくれるし教えてくれる。先輩教員も教員である以上”教えたがり”なのでどんどんいろんなことを教えてくれるだろう。

生徒も強い味方になってくれる。私も1年目で大きな失敗をして管理職からの指導(下手したら懲戒もの)が入る予定だったが、担任クラスの生徒が10人程度、校長室に直談判に行き私の身の潔白と、普段からの誠実さを訴えてくれた。

この時ばかりは彼らの行動が嬉しすぎて涙が出た。
ここまでのパターンは稀かもしれないが、生徒との関係性を作りやすい20代のうちは失敗は恐れなくていい!周囲のいろんな人の協力が得られて成長できる絶好の機会であると思っている!

教諭とそんなに変わらない

講師と教諭では結構給料が変わってくるんじゃないかという心配もあるかもしれないが、実際は同じ年齢の教諭と比べてみてもそんなに大差は無い。

その分、普段の仕事量も担任を持っていればそんなに変わらない。

また、生徒に関しては誰が常勤講師で誰が専任教諭なのかなんて把握していない。教壇に立てば全員が等しく「先生」なのだ。
職員室内でも普段そこまで気にしている人は少ないと思う。

常勤は下、専任は偉いと思っているような人は大した教員では無いのでどのみち無視してOK!

教員採用の際でも有利に?

私は私立校の教員ですので公立の人事については、よくわかりません。
しかし、最近自分の学校の新採用の面接を担当することが何度かありましたが実際担任を経験しているのかそうで無いのかは、採用を決定する上で結構議論になります。

いくら模擬授業が素晴らしくても担任経験がない場合、即戦力と考えた場合一抹の不安を感じる。それなら、模擬授業は多少劣っていたが、担任の経験があり目指す生徒像やクラス運営方針がしっかりと現実味を持って勝たれているほうが好印象を受ける。


大学で教員採用対策などをやっていると、講師といえば公立みたいな流れがあるのではないでしょうか?それは数年間その自治体で常勤講師をすると学校長からの推薦や何らかの試験免除制度があるからである。
しかし、あなたの教員としての目標は教員採用に合格することなんですか?
講師の間に実際に働いて、何を経験しどういう成長をしたいのかを自分に問いかけてみて”私立”の常勤講師という選択肢もぜひ加えてほしい。

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