見出し画像

朝日カルチャーセンター2024年4月期の文芸翻訳講座

 朝日カルチャーセンターでわたしが担当する文芸翻訳講座は、2024年4月期についても、すべてハイブリッド形式(教室・オンラインのどちらでも受講可)でおこなう予定です。新宿教室・横浜教室・中之島教室のすべてで受付がはじまりました。引きつづき、全国どこでも(海外でも)受講できる形なので、関東・関西以外にお住まいのかたもどうぞ。今期から、全クラスが教室・オンラインの申込が共通となりました。

 朝日カルチャーセンター全体のトップページ上の「こちらから講座を検索」という欄に講師名を入れてもらえれば、現在受付中の講座がわかります(今回は苗字と名前のあいだにスペースを入れても入れなくても同じ結果になるようです)。教室名を選んで再検索すると、その教室の講座のみが表示されます。

 3教室とも、従来と同じ時間帯に「英米小説の翻訳」(要予習)が開講されます。
 また、今期も中之島教室と新宿教室でオンライン公開対談があります。今期は初の試みとして、中之島教室・新宿教室ともに文芸翻訳者の三辺律子さんをお迎えし、2部構成でおこないます(どちらか一方だけ受講することもできます)。

中之島 4月27日 英米YA文学の歴史を語る ~『ハリー・ポッター』の登場まで~(ゲスト・三辺律子さん)

新宿 6月1日  英米YA文学の歴史を語る ~『ハリー・ポッター』以降~(ゲスト・三辺律子さん)

英米小説の翻訳」は、新宿と横浜は1時間半×3回、大阪は3時間×1回の形でおこないます(大阪は扱う量が約3分の2です)。原則として、長短編小説の一部をていねいに訳し、全員の訳文を全員に配布して細かく検討していきます。4月期はエラリー・クイーンの中期作品("The Door Between")を引きつづき扱います。
 新宿は火曜午前・木曜夜・土曜午後の3クラス(どれかひとつを受講)、横浜と中之島は土曜午後の1クラスです(横浜は4月期から時間帯が変わって、15時30分からとなります)。
英米小説の翻訳」では、英文の訳読のほかに、各期ごとに指定した本(おもに翻訳書または周辺書)を読んできて簡単に感想を言ってもらう時間を少しとります。今期の課題書は英米YA(ヤングアダルト)文学に属する作品ならなんでもOKです。三辺律子さんの訳書や『はじめて読む!海外文学ブックガイド』(河出書房新社)などもお勧めします。

「英米小説の翻訳」の日程とお申しこみページは以下のとおりです。
 ・新宿火曜午前(4月2日&5月7日&6月4日、10時から11時30分)
 ・新宿木曜夜(4月11日&5月9日&6月13日、19時から20時30分)
 ・新宿土曜午後(4月6日&5月18日&6月1日、13時30分から15時)
 ・横浜(4月13日&5月11日&6月8日、15時30分から17時
 ・中之島(4月27日、13時から16時)

◎上記の予定には書かれていませんが、「英米小説の翻訳」ではほかに自主提出課題を設け、提出してくれた人には1時間の無料オンライン解説授業をおこないます。
 また、クラス生対象の読書会(会場参加のみ)も3か月に1回、新宿教室の近くでおこなっています。

◎3月期の講座のうち、予習不要の公開講座「文芸翻訳教室・英語と日本語のはざまで」は引きつづき受付中です。この講座は3月期でいったん終了し、以後は不定期で開催します。

 横浜(3月9日、15時30分から17時)教室オンライン

◎新しく朝日カルチャーの講座を受講する人には、オフィス翻訳百景の主催する「オンライン入門講座 文芸翻訳のツボ」の受講を強くお勧めします。朝日カルチャーの必修課題書である『文芸翻訳教室』に準拠した形で進め、ふだんの講座ではおこなわない添削指導も1回あります。録画受講中心なので、自由な時間に視聴できます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?