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←前話 | 第1話へ 「もうずいぶんと昔の話になります。気が遠くなるくらい、昔の」 席に…
←前話 | 第1話 | 最終話→ 僕は席に座ると同時に、バッグから1通の手紙を取り出し、カ…
←前話 | 第1話 | 次話→ 「あと5分遅かったら、30分くらい待たされてたわね」 「ホント…
←前話 | 第1話 | 次話→ 「あのさぁ、ライトなやつがいいなぁ。フミコさんの時みたいな…
←前話 第1話 | 次話→ 例の手紙を拾った数日後。 *** 「話がなげーんだよクソが…
←前話 第1話 | 次話→ 普通、紙は1枚、2枚と数えられる。でも、僕が勤める会社では、…
←前話 次話→ 「少しずつ物量が増えてます。体調に気を付けて、今日も1日、ご安全に!」 尾崎主任の一切無駄のない朝礼が終わり、各自現場へと散って行く。 「本間さん、ちょっと」 「はいはい?」 事務員の沢本さんに呼び止められた。その表情を見る限り、何かやらかしたっぽい。 「伝票、また日付書いてませんでしたよ」 「まさか!? ちゃんと確認したんだけどなぁ」 始業前、ちゃちゃっと書いた伝票の日付が空欄のままになっている。 「えーと、4月28日と……」 「27日
*** ギィと不快な音を立ててドアが開く。 「いらっしゃいませ」 相変わらずオールバ…