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新規ビジネスは既にあることの変化・発展でしかない

「突き抜けるまで問い続けろ」より。
”世の中の大抵のことは、自分が初めて考えたものではなく、誰かが既に実践している。まずは謙虚にその事実を理解し、成功事例をできるだけ集めて、そこから意思決定の判断軸をつくっていく。

転職してすぐ、「新規ビジネス創出チーム」の所属し、本当にルーティン業務やストック事業がないポジションで、ビジネスアイデアを考える日々が続いた。
しかも転職したから、使える社内のリソースも、社外とのリレーションもない状態。
何か新しいことを発案して、収益を上げなければいけない。そうしないと、明日から自分のやることもない・・・みたいな状態で、とにかくヒントを見つけては、パワポで企画ペーパー書いて、フィージビリティを(机上で)検証して、、、みたいな日々が続いた。
そしてすぐに、自分では世の中にこれまでに生まれていないようなサービスを発案する能力なんかなく、このポジションで転職したことがよかったのか、悩む日々に。。。
その時に、色んな本を読んで、ハッと気づかされたこと。
世の中に生まれている新規ビジネスなんて、これまで誰も全く考えなかったものなんて、ひとつもない。
既に取り組まれてることや生まれてるサービスがあって、それらを組み合わせることや、もっと強いのは、それらを自分のノウハウや、自社のリソースと掛け合わせると、世の中にまだないものに生まれ変わる可能性がある、という発案が、新規ビジネスを創出するってこと。
これに気付いてからは、情報収集のインプットと、掛け合わせて生まれた企画立案後の顧客ニーズの確認をスピーディーに進めることを意識できて、いくつか、新たなビジネス創出の芽を作れている。
今まで、「これは新しい切り口だ!」って思いついたサービスをググった時に、既存のサービスが出てくるとガッカリしてたけど、この思考回路になってからは、「既に取り組んでいる人がいるってことは、むしろ検討の方向性は間違ってなかった!」って思えるようになって、そこからどうアレンジしたら、オリジナリティが出るか、考えられるようになった。

全くこれまで、誰も思いついてないアイデアやサービスなんてない、っていう当たり前の前提をちゃんと理解して、新規ビジネス創出に臨んでいくことが、大事。

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