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同じような本はたくさん作られているはずなのに

友人が仕事を辞めるのだという。まだ入社して3ヶ月も経っていないけれど、わたしも2ヶ月目で職場に行かなくなったことがあるからその短さに驚いてはいない。ただ、上司と言われる立場の人のワンマンぶりや言動、その人が決めた仕事のフローとかそういうものを聞いた感じでは、わたしも「ちょっとおかしいな」と思った。でもそれを指摘するとやめさせられるのがいつものパターンだから「こっちからやめてやる」のだと友人は言う。

方や、知人の会社の社長は自分の思い通りに物事が進まないのがいやなのだという。リモート推奨されている今も、リモートでの仕事ができる環境なのにどうにか社員を出社させたいと話しているらしい。先日コロナウイルスに感染しても出社した社員がいるのに、それでもみんなに出社してほしいと整然としない理路を持ち出しているのだと聞いた。

このふたつの件について、共通しているのは"止める人がいない"ことなんだろうとわたしは思っている。まわりをイエスマンで固めてしまった結果、裸の王様になっていると、どうやら本人は気づいていない。

この世には自己啓発本とかビジネス書とかそういうものがたくさんあるのに、どうして似たような問題が起きちゃうんだろう。きっと友人の上司も知人の会社の社長も、そういう本をたくさん読んでいるだろうに。(※どちらの人も間接的に知り合いなので、そういう本を読んでいるSNSを度々見たことがあるのでこのように言っています。)

それに、どうしてそういう人が経営者や上司として人の上に立つ仕組みになっているんだろう。もっというと、モラハラする人が許されて評価される社会の仕組みがどうして出来上がっているんだろう。

ちょっと考えていたら、くらくらしてしまった。人間の業なのだろうか。今のわたしには答えが輪郭すら見つからない。見つかる日は来るんだろうか。見つかったらわたしは悟りをひらくかもしれないくらいに、深いテーマである気もしている。


弱肉強食の世界でも、資本主義の現世でも、平和的解決を願いたいんだけれども難しいのかなあ。



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