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静かなる支え: 無言の助け合いと成長の物語

わたしは、自身の子どもや会社の若手社員に対して、命に関わること以外では基本的に口出しをしないという方針を持っています
このスタンスは、わたし自身の成長過程や人間関係を築いていく中で、大切だと感じてきた価値観から来ています
わたしが口を挟むべきではないと感じるのは、彼ら自身が自分の道を見つけ、自らの判断で歩んでいくことが重要だと思うからです
しかし、もちろん、彼らが話しかけてきたり、何か相談を持ち掛けてきた時は、しっかりと耳を傾け、真摯に応えるよう努めています  

以前のわたしも、相談する先輩がいました
その先輩はいつも忙しそうにされていたので、わたしは迷惑ではないかと気にしながらも、様々な悩みを相談に行きました
すると、先輩はいつも真剣に話を聞いてくれ、有益なアドバイスをしてくれました
その時の先輩の態度は、わたしにとって非常に心強いものであり、深い敬意を持って接していました  

今、時が流れ、わたしは逆の立場になりました
わたしの娘や会社の若い社員たちが、わたしに話しかけてくれること、相談を持ちかけてくれることに、深い幸せを感じています
彼らが自ら進んで関わってくれることに、人としての繋がりや信頼の大切さを改めて実感しています
そして、ふと思うのです
あの時、わたしが相談に行っていた先輩も、同じような気持ちでわたしの話を聞いてくれていたのではないかと  

この気付きは、わたしにとって大きな学びとなりました
それは、人は誰しもが支え合いながら成長していくということ、そして、時には助けを求め、時には助けることで、お互いが豊かな人生を築いていくことができるということです
そして、その過程で生まれる信頼や絆は、計り知れない価値があるということを改めて感じています  

これからも、わたしは自分の子どもや若手社員に対して、必要とされる時にはしっかりと寄り添い、支えていくつもりです
そして、彼らが自分自身で考え、行動することを尊重しながら、わたし自身も常に学び、成長し続けるよう努めていきます
人間関係の中での小さな一歩が、やがて大きな幸せへとつながることを信じて

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