H5. 新・クラス会議
ご覧いただきありがとうございます。😊
はるまき🗣️小学校教師 です。
みなさんは、クラス会議という実践を知っていますか?
私の中で、クラス会議は学級経営の軸となるようなすばらしい実践です!
そんなクラス会議はたくさんの実践例がありますが..
今回はクラス会議でのICT活用について、
去年の反省点を交えながら、お話しできたらとおもいます。
なので、少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。😌
ではさっそく、一緒に見ていきましょう!
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事前準備
①専用のクラスルーム
【😢昨年の悩み】
クラス会議は、児童の学びの蓄積や成長の軌跡がとても大切になってきます。しかし、情報が増えてくると、他の情報とごちゃごちゃになってしまい、うまく児童にフィードバックできませんでした😭
【🌟今年の改善点】
そこで、情報を整理しやすくするため,
思い切って『クラス会議専用 クラスルーム』を作成しました!!!!
このあと出てくるたくさんのデータは、『クラス会議専用 クラスルーム』に蓄積しています!
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クラス会議のICT活用場面
クラス会議におけるICT活用場面ですが、
特に、みなさんが取り組みやすいものだけに厳選しました。
①議題の収集
まずは、児童が抱える悩みの議題の収集についてです。
【😢昨年の悩み】
昨年までは,児童が自分の悩みを書いた議題用紙を
段ボールポストに投函していました。
しかし、ここで問題が。
悩みを議題用紙に書くタイミングがなかなかとれないということです。
もちろん、周りの児童は、悩みを書く児童を馬鹿にする場面はなかったのですが、どうしても周りの目が気になる児童は多くいました。
【🌟今年の改善点】
そこで、今年からはGoogle Formを活用しています。
メリットとしては..
①書くタイミングが帰宅後でも良い。
②情報を整理しやすい。
などが挙げられます。
①の書くタイミングが帰宅後でも良いについてです。私の学校では,毎日タブレットを持ち帰っているので、児童は家でゆっくりと議題を送ることができます。
②の情報を整理しやすいについてです。Google Formでは,スプレッドシートにも落とせるので、議題提出の期日順がわかったり、過去のデータなどが蓄積しやすく、テキストマイニングなどで分析もしやすくなります。
【実際!!】
では実際、どんなイメージなのかを画像でお伝えします。
☐Google Form作成
☐Google Formを児童に配布
配布後、
クラスの児童は,クラス会議の前日までに議題を入れるようにルールをお話ししましょう!
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②振り返り&教師の価値づけ
話し合いが終わった後,必ず振り返りの時間をとっています。
そこで使っているのがGoogle Slide!
これから出てくるスライドは,児童の負担も考慮して、全て一緒のデータにまとめ,共有をかけておき、クラスルームに貼っておきます。
この振り返りの蓄積もクラスの成長の軌跡として活用していきましょう!
では、どんなスライドが載っているのか詳しく見ていきます🙌
☐記録係の児童
【😢昨年の悩み】
昨年は、「クラス会議ノート」に記録させていました。メモ的要素としては、手書きのほうが勝っているかもしれません!ただ、その記録が共有しにくいため、私は全然活用できていないことに気付きました。
【🌟今年の改善点】
そ、こ、で!!
後でどんな議題に対してどんな意見や結果が出たのかみんなが分かるように,スライドに記録させています!!
☐相談者の児童
【😢昨年の悩み】
こちらは、この先で詳しく述べます!
【🌟今年の改善点】
相談者の児童は,自分の悩みに対して話し合ってもらい,感じたことや考えたことを左の枠に書きます。
また,相談したことを実行してみての途中経過を書けるように右側に枠を用意してあります。
☐クラスの児童
【😢昨年の悩み】
今までは、紙に振り返りをしていましたが、それも共有しにくく、活用できていませんでした。
【🌟今年の改善点】
せっかく振り返るなら活用できるように!と
クラスの児童もここに振り返りを書きます。
スライドに書くと、以下のようなメリットがあります。
①友達の振り返りが共有される
②振り返りが蓄積される
③共有ドライブにある話し合いの様子の写真を見て,客観視できる。(③は応用編)
☐教師
【😢昨年の悩み】
私は、教師の価値づけや肯定的なフィードバックを大切にしています。
活動中、クラスの児童のたくさん良い姿が見えることでしょう。
ただ1回1回価値づけや、肯定的なフィードバックをしていると話し合いの流れも止めてしまうことになってしまうのです。
だからといって、後で口だけで○○みたいなことがあったなどと過去の価値づけをすると、児童たちはその場面がイメージできないときもありました。
【🌟今年の改善点】
そこで、今年からは、その場面の写真と価値づけの言葉を視覚的にスライドに残し、最後子どもたちに伝えています。
また、スライドに残っているので、児童&教師は後で振り返ることができます。
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③相談者の現状確認
【😢昨年の悩み】
ここは先ほど、相談者の児童の部分で省略させていただいた部分です!
述べると、
話し合いの前に、必ず前回の相談者の現状報告の機会をとっているのですが、現状報告を受けた児童はいまいちイメージが湧きませんでした。
【🌟今年の改善点】
例えば、前回のクラス会議で
「持久走大会で速く走れるようになりたい。」と相談した児童は,
みんなからもらった意見をもとに、実際の動画で現状報告をしていました。
しかも、その児童はタイムが本当に速くなったので,相談した方も相談された方もとても嬉しそうでした!
現状報告が視覚化されたことで、話し合い意欲がグンと高まりました!!😊😊
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④結果の掲示物
クラス会議での学びやクラスの成長の軌跡を、掲示物として活用されている先生方も多いのではないでしょうか。
私は、記録係が残してくれてこのスライドを印刷し活用しています!
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まとめ
ここまで、去年の反省点と今年の改善点についてお話をしてきました。
ちなみに、クラス会議はタブレットが無い時代でも絶大な効果を発揮していた実践ですから,無理にタブレットを活用する必要もないと思います。
ただ私は、クラスの実態を踏まえて、タブレットが効果的だと考えたので導入しました!
もし実態を踏まえ、導入できそうな場合は試してみてください☺️
そして、みなさんもクラス会議での面白い実践があればぜひ教えてください✌️
この記事がたくさんの人に届きますように。
ご覧いただきありがとうございました!
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