低所得者はMVNOを使わないという物語

以前からちらほら耳にして気にはなっていたのだが
「年収が高い人ほど、MVNOの利用に積極的」と言われているらしい。

「スマホ比較のすまっぴー」を運営する株式会社インターファームの調べによると、500人に対してアンケートを取ったところ、年収200万円以下の格安スマホ利用率が20.54%であるのに比べ、年収1,001万円以上の人は、格安スマホの利用率が31.25%と高いとのことだ。

さて、このデータを引用している人が言うには、それは「お金持ちはお金にシビアだから、格安スマホを使う。一方で、貧乏人はお金にズボラだから格安スマホを使わない」ということらしい。

そして「やはり、金持ちはしっかりしているから金持ちであり、貧乏人はズボラだから貧乏人なのだ」という、一見納得させられそうな物語を形作っている。

だが、それは本当に正しいのだろうか?

と本題に入っていく前に、簡単にMVOとMVNOの解説をしておく。
MVOとはいわゆる「DOCOMO、au、SoftBank」と考えて差し支えない。自分たちで通信設備を持つ通信事業者のことである。
MVNOとは、"仮想"移動体通信業者。自社では通信設備を持たず、MVOから帯域の一部を買い取り、それをユーザーに提供する事業者のことである。

MVNOは自社で設備を持たないため、ユーザーに回線を安く提供できるが、その一方でユーザー数に合わせた十分な帯域がないと、ユーザーの通信が渋滞しまうという欠点がある。

僕自身は、1年ほど前に、MVOであるauからMVNOであるmineoに変えた。
この紹介用URLからmineoに登録すると、1000円分のAmazonギフト券がもらえるので、よければここから登録して欲しい。

宣伝は置いておくとして、MVNOの利用感としては、僕の利用感としては、さほどMVOと大きく変わることはない。
それでいて価格は、auの頃は10000円程度かかっていたのが、mineoなら月額1600円(税抜き)だ。
まだ2年縛りが1年残っていて解約金がかかり、携帯の割引も途中で分割支払が残っている状態だったが、それを差っ引いても変えて正解だったと思っている。

ただし、mineoだけではなく、大半のMVNOに言えることだが、お昼の12時から13時に、通信速度がガクッと落ちることがある。
時には、Webページの閲覧もままならないほどになることも。

これは、お昼休みという、一斉にスマホをいじりだす時間帯に、回線が混雑するためである。
他にも通勤通学時間帯で、重くなる時はある。

しかし、それも慣れればそれほど気にならなくなるし、また自分はライターというサラリーマンとは生活時間帯の異なる職業なので、家にいることが多く、それほど影響を受けない。
というわけで、他にも飲食店など、普通の人が休む時間帯に仕事をしている人にMVNOはおすすめである。

さて、そんなお得なMVNOだが貧しい人はどうしてあまり使わないのだろうか?

と考える前に。
僕自身の問題意識として「貧しい側にスポットライトを浴びせる考え方は危ない」というものがある。
いずれnoteなり、どこかのメディアで書くかもしれないが、要は「貧しい側に原因を求めれば、いくらでもあら捜しができてしまうので、本当の問題理解につながらない」という考え方である。

なので、「どうして貧しい人はMVNOを使わないのか」よりも「どうして高収入者はMVNOを使うのか」を中心に考えてみよう。

まず1つ目は

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低所得者はMVNOを使わないという物語

t_akagi

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フリーライターの赤木智弘です
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