見出し画像

本気で本音の労使協議がしたい

トヨタの労使協議をトヨタイムズで見てから、自分たちの労使協議でもこのようなレベルで話し合いを行いたいと考えるようになった。

現場ではこんな思いで必死に取り組んでいるのに、こんな問題で苦しんでいるとか、会社のルールがイマイチでこんな弊害が出ているとか、自分たちが現場で感じている生の声を経営層や人事メンバーに直接ぶつけて、現場のリアルを知ってもらいたい。

全員が非専従の執行部役員で、自分たち自身が現場で問題を感じている立場にある。そのため、組合員に細かくヒアリングをするまでもなく話せることもたくさんあると思っている。

執行部として対策を労使で考えるというフェーズに行く前に、「自分たちがどんな思いで汗を流していて、こんな困りごとに直面していて、これを何とかしないとチームメンバーが潰れてしまいそうだ」という声を伝えて、会社側メンバーと共有したい。

開発予算が確保できてパートナー社の要員を確保できても、社員側メンバーのキャパが足りなければ社員側メンバーが疲弊するだけという状況に、開発経験がある人事メンバーは同意していた。一方で、開発経験がないと思われる人事メンバーは、新たな気付きのように感じているのが印象的だった。

経営労使協議会には開発現場を知っている会社役員もいるが、そうではない役員もいる。そういった方は、現場メンバーの具体的な困りごとがわからない状況だと思う。したがって、人事メンバーとの事務折衝レベルでの労使協議でも経営層が集まる労使協議の場でも、非専従役員であることの強みを活かして、現場の自分たちが感じているリアルを本音で伝えていこう!