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交換留学@Princeton University、とりあえず今思うことを書いてみました。

まえがき

 このノートは、東京大学工学部応用物理学系2学科(物工/計数)のアドベントカレンダー(https://adventar.org/calendars/7701)、12/24分として書かれています。公開が遅れてすみません……アメリカ時間ではギリ24日か25日かってくらいなんです。

自己紹介とか

 計数工学科3年所属のt-4 (Twitter: @larnfqos_55901)です。ちょうど今、空港近くのホテルでこの記事を書いています。そもそも日本語の長文を書くこと自体久しぶりなので、読みにくさを軽減すべく写真多めでお届けしたいと思います。(アカデミックな話題は少なめです)
 東京大学からはさまざまなプログラムで留学をすることができますが、わたしはそのうちの「全学交換留学」というもので、アメリカ・プリンストン大学に1学期間(2022年秋)交換留学していました。プリンストン大学は、いわゆるIvy Leagueの一校であり、またアメリカの建国よりも前から存在するという、伝統ある大学です。
 2020年から2021年にかけては、留学というのは難しい状況だったと思いますが、今年はかなり例年通りという感じになっているのではないでしょうか。こちらでは、マスク無しな点も含めて、かなり通常通りな気がします。

授業について

 一学期間に4つの授業をとり、その代わり各授業が日本より重いという感じの形態です。私は主に最適化や確率・統計、それから数学の授業を取っていました。
 特に面白かった授業でいうと、数学科のTopologyの授業です。担当教員の方は幾何学の分野で著名な方でしたが、非常に丁寧に教えていただきました。そういう教員の方がいるのはさすがだなというところです。学生と教員の距離も(授業によりますが)近い感じがしました。なお、Princeton大学でも特に数学科は、(言い方がアレですが)著名な方々が多く関わっています。Wikipediaを見るだけでも雰囲気が掴めると思います。
 学生のみなさんは、学科にもよるとは思いますが、結構就職を意識している感じの人も多いかなという印象でした。ただPrincetonは(特に大学院など)割とアカデミックな方に力を入れているようなので、その辺もどうなんでしょうね。

数学科の建物: Fine Hall

学生生活的な面

  良いこととしては、まず何より安全ということが挙げられると思います。荷物で席とりをして食事を注文しに行く(アメリカでやっちゃいけないことの典型)というようなこともまかり通るくらい、治安はいいんだろうなと思います。
 また、図書館やその他のリソースなども充実していて、その辺りもやはりさすがだなと思います。個人的にはピアノが自由に弾けるというのも嬉しいことでした。
 まあ一方でこれはきつかった……という点としては、やはり田舎だという点ですかね。あくまで個人的な感想ですし、人にもよると思いますが、東京とかに慣れているとやはりギャップがあると思います。食事のバリエーションとして、寮以外での外食のオプションが少ないなど、いろいろ思うことがあります。これが例えばロサンゼルスだったら……などなど。

寮の食事: アジア料理もあることにはある。
典型的な食事

 あと、学生間の距離が近いなというのも思いました。これは特にPrincetonが「全員が寮に住んでいる」みたいなこととも関連しているんじゃないでしょうか。まああとやはり田舎だし。これはもちろん雰囲気がアットホームといういい側面もありつつ、日本の感覚だと「生活も勉強も共に」という感じが慣れない、という側面もありました。
 寮の部屋には冷房がなく、水回りもなく……と慣れるまではかなりきつかったです。キッチンに至っては別の階に共用のものがあって、そこに行かないと、という。当然料理なんてほとんどしません。こちらも慣れるまでは苦労しました。
 ただ、全体的に建物は色々と綺麗だったので、写真をどうぞ。

私が住んでいた寮
秋ごろ1
秋ごろ2
ほかの寮の建物
他の寮2
図書館

住んでいた部屋の画像は、あんまりいい感じの画像がありませんでした。

課外活動など

 課外活動としては、フラッグフットボールをするクラブに所属して、週2回くらい練習に参加していました。まあやはりアメリカだと結構な人数やっている人がいますね〜。
 また、秋休みにはモントリオールに旅行に行ったりもしました。ベーグルがおいしかったです。

秋のモントリオール
カナダ料理: Poutine

その他写真

スマホでも撮れるほど星が綺麗でした(オリオン座が真ん中付近にあります)
アメフトの試合 
実は来年1月22日にアイビーリーグ代表が来日して日本代表と試合するらしいです。多分行きます。
学生新聞 日刊(!)

余談

 ニューヨークのクリスマスの画像です。以前住んでいたことがあるので、第二の故郷的な懐かしさも含めエモかったですね〜。しっかしめちゃくちゃ寒い。寒波が来ているというのもあって、気温は-10℃とかにもなりました。明日の飛行機ちゃんと飛ぶかな……。
 日本から遠いこともあって、なかなか行く機会もないかもしれませんが、ぜひみなさん行ってみてください。

ロックフェラーセンター
ロックフェラーセンター前のクリスマスツリー
エンパイアステートビル
ブライアントパーク

 あと、交換留学に行く前に、東大の体験活動プログラムというものでシカゴとワシントンDCに行っていました(一週間程度)。大学生の修学旅行みたいな感じで楽しかったです。

おわりに

 いろいろなことを書きたいとは思っているものの、ちょっとバタバタしているのもあって書ききれないことも多かったです。とりあえず明日の飛行機飛んでくれ。
 まとめとして端的にいえば、留学で得ることは多かったと思います。また今後、海外大学院などを考える上でも、色々ためになった気がします。みなさんもちょっと、海外という選択肢も視野に入れてみたらどうでしょう

か。てか、改めて計数物工の人はやっぱり優秀だな〜と思いました。

その他、個人的なこと

 帰国は年初1/12なので、その後ぜひ応物のみなさんにお会いできればいいなと思っています。多分4年で卒業できると思うので、みなさんこれからもよろしくお願いします。
 また、来年度以降Princeton(や他の大学)に交換留学するという人が万が一この記事を見ていましたら、何かお助けできればとも思いますので、是非ご連絡ください。

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