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ドSニット

こんばんは。お疲れ様です。

まだまだ厳しい暑さが続きますが、
朝とか夜とかほんの気持ち程度、秋めいてきたような気がしなくも無いここ最近。
ここJIMSはAWガンガン進んでます。店内も秋色してきたなぁって感じ。

今回紹介するのは、
カネマサ5回目のデリバリー。

個人的にも、JIMS的にも、皆様的にも、
結構目玉のデリバリーなのでは無いでしょうか。

特に前シーズンから流石JIMSフリークの皆様、アンテナビンビンでお問い合わせを多々多々いただいておりましたので、今回はかなり激しい土日を送ることになりそうです。

とりあえず、総括して、
今回もカネマサやってくれました。

ニットメーカーであるカネマサが作り出す
安心感に満ち溢れた"18G MAX Weightシリーズ"は、とにかく刺激的。
本デリバリーも高揚感マックスで、
お送りいたします。

それでは、楽しんでいってください。


それでは、毎シーズン定番で展開される
"18G MAX Weightシリーズ"をご紹介していきます。


【18G MAX Weightとは】

そもそも18GとかMAXとかWeightとかやたら横文字で連なった得体の知れない名前で興味すら湧いてこない面白みに欠ける名前なんですが、真面目に説明すると、
編み物の密度を表す単位でG(ゲージ)という言葉がありまして、その中の18Gという単位で編む機械を使ったのが今回の18G MAX Weightシリーズです。

カネマサが持つこちらの機械は珍しいものではあるのですが、大きな声で言えるほど特別なものではありません。しかし、本当に着目してほしい点は"度詰め"というところです。度詰めというのは密度を詰めて編むことを言い、これがカネマサが凄いと言われる理由の一つでもあります。

編み物には"糸の太さ"と編み込む"密度"に正しいバランスがあり、そのバランスを壊してしまうと生地に傷が入ってしまいます。
しかし、カネマサは数ある職人にしかできない職人の技術を駆使して超太い糸を限界まで高密度に編み込むことに成功させました。
これが18G MAX Weightなのです。

わかりにくくて、何が良いんだと思ってしまいそうな本当に地味な拘りですが、この地味な拘りが、よく僕が店頭で言う「光沢感」だったり、「イージーケア」だったり、「耐久性」だったりに繋がるのです。

要はヤバいということ。



真面目な話はこの辺にしておいて、18G MAX Weightを使った今回のアイテム群に入っていきますね。




KANEMASA PHIL.
- 18G MAX Weight Pullover -

COLOR : Black/Blue
SIZE : M / L
PRICE : ¥28,600(tax in)


※8/24(土)12:00〜発売


カネマサが、毎シーズン定番で展開するプルオーバー。今シーズンは定番から少しサイズ感をコンパクトにアップデート。
時代の流れと共に毎シーズン生まれ変わりながらその時その時のベストを追求してます。

ただ、やっぱりカネマサです。あくまでモダン。
身幅やアームホールなど、全てのパーツに注意を払い、生地のポテンシャルを最大限に生かしたパターンメイク。こだわりに拘った18G MAX Weightを1番かっこいいサイズ感に落とし込んでます。抜け目無し。

そしてこのサイズ感ならどのショップ店員でも、レイヤードがしやすいサイズ感だから、
秋から春まで長いシーズンで着用いただけますと、提案するでしょう。我々JIMSも、そしてブランドも、そう提案してます。間違いなく長いシーズンで様々なスタイリングに適合してくれるから。そこを十分理解した上で、僕から一つ言わせてもらいます。

「重ねずに1枚で着てくれ。」

この生地をこのスウェットを誰よりも贅沢に、誰よりも特別に着たいならシーズンを絞ってでも重ねずに1枚で着て頂きたい。そして、充分に楽しめたら次のフェーズに移ってください。

「ガンガン洗うのです。」

買いたての新車を毎日丁寧に手入れして大切に乗るのと同じで、初めのうちはなるべく優しく、なるべく傷つけずで着ていただいて、そのフェーズに飽きてきたらパキパキのリジットデニムと思って洗いと着用を繰り返し、育て上げてください。
スウェットの調教です。

ただ、1ヶ月やそこらの期間洗い上げたからといってこいつは平気な顔してます。そのくらいタフです。ガンガンでいってください。

遂にクタってきたなと思ったら僕に見せてください。僕は興奮します。

そして、カラー展開についてはブラックは当たり前にいいとして、若干手強そうなこのブルー(ほぼパープルです)がやっぱり良い。僕は断然ブルー推しです。カネマサの過去のアイテムでもこの色味に近いものが展開されていましたが、とにかく発色がいい。見ていて気持ちがいいほど。
茄子紺でもなければ、ネイビーでもない、この絶妙な色。
パープルに見えますが、ふとした時にブルーに見えたり。不思議な色。

色々な合わせ方をしてみましたが、本当に幅広いです。

この色ももちろん1枚で着てくださいね。



KANEMASA PHIL.
- 18G MAX Weight Double Blouson -

COLOR : Black/Blue
SIZE : L
PRICE : ¥48,400(tax in)

※8/24(土)12:00〜発売


そして続いては新型で18G MAX Weightのブルゾン型が登場です。

先に言っておくとこのブルゾン、かなり攻めてます。ただでさえ重厚感のあるこの生地を表と裏の計2枚使うという攻めた姿勢。さらに中綿も薄く装備。めちゃくちゃ重いです。

しかし、単に重いだけで済ませないのがカネマサ。計算し尽くされたパターンによって、袖を通した時の肩のおさまり具合は別格です。
これなら肩は凝りません。肩と袖に重さが分散されて不思議と軽く感じるほど。着てもらって初めて感じていただける不思議な感覚。
お客さんには半強制的に試着してもらう予定です。

そしてもうお分かりの方もいるかと思いますが、これだけ分厚くて密度の詰まった生地を縫うとなればかなりの手間と技術がかかってきます。
大半の縫製工場はお手上げといった感じでしょう。ただ、日本屈指の縫製技術を持つアウター専門工場にて精密な縫製を依頼しているため、とても綺麗に仕上がっております。縫製というのは洋服のクオリティを判断するのに大きく影響してくるポイントです。ちゃんとした気遣いにリスペクトを送ります。ありがとう。

細かなディテールにも注目してください。
膨らみを持たせたリブ周りは上品な生地に対してリラックスな印象に。
よりデイリーに、よりヘビーに、愛用しやすいありがたいディテールです。

そして、フロントジップはダブル仕様。
単純に嬉しい。ありがとう。

スウェットでブルーを激推ししましたが、重厚感あるこのブルゾンでブルーも攻めてて好きです。ブルゾンでもちゃんとブルーを出してくれたカネマサには感謝。ありがとう。




KANEMASA PHIL.
- 18G MAX Weight 3D Pants -

COLOR : Black/Blue
SIZE : M
PRICE : ¥38,500(tax in)


※8/24(土)12:00〜発売


18G MAX Weightシリーズ最後はこちらの3Dパンツ。

こちらもブルゾン同様、
日本屈指のパンツ縫製工場で縫製されており、 異常なまでに綺麗な仕上がりで上がってます。これも攻めてます。

ブルゾンもそうですが、このパンツもカネマサらしいんだけど、どこかカネマサらしくない作りで、すごく新しさを感じます。
例えばこのパンツのシルエット。今までにない構築的で立体的な本当に名前の通りなパンツ。パターンの段階からシルエットにひねりを加えてどの角度から見ても奥行きのある見え方に仕上げてます。これはもちろん18G MAX Weightのパキパキが関係しているけどそれ以上にカネマサがパターンにも力を入れ出してるということが強く感じられます。

構築的に作られたこのシルエットはフレアとストレートの間、いわゆる微フレアとなっており、レングスは少し長めで、裾はカットオフ仕様。

なので、余裕で地面に付きます。

ただ、間違っても裾上げなんてせず、ガンガンそのまま地面に裾を擦らせたまま堂々と歩いてください。高級生地を贅沢にボロボロにしましょう。ちなみにブランド推奨です。ハリとコシがたっぷりのこの生地をボロボロにした時の表情はきっと格別。あなただけの1本にしてください。



やっぱりクルーのブルーが好き。


もしここまで抜かりなく読んだ人は天才です。
こんな大真面目な文章にお付き合いいただいてありがとうございます。

改めて今回のカネマサも相当やばい仕上がりで、明日からの発売が楽しみで仕方ありません。多分土日荒れるので、僕、頑張ります。

来週も何かしら書きます。お願いします。

それでは、また。

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